2011年05月14日
防火管理者再講習
昨日は防火管理者の再講習を受けに松江市消防本部に行きました。防火管理者と言うのは一定の広さを持つ店舗や人が集まる施設(病院・体育館・図書館など)に対し、法令で置くことが義務付けられた文字通り防火管理の責任者のことです。
この再講習では主に改正された消防法の説明に時間が充てられます。大きな火災が起こる度にその原因が調査され新たな火災を防ごうとする目的で法改正が行われるのですが、その内容を聞いて自らの事業所や店舗がその改正された法令に違反していないかを防火管理者が再認識するのが主旨となっています。因みに、昨日の講習で法改正の契機となったとして説明された事例は以下の通りです。
①昭和47年 大阪千日デパート
②昭和55年 川治プリンスホテル
③昭和57年 ホテルニュージャパン
④平成 2年 兵庫県尼崎市スーパー長崎屋
⑤平成13年 新宿歌舞伎町雑居ビル
⑥平成19年 兵庫県宝塚市カラオケボックス
これを目にされてその悲惨な火災を思い出された方も多いでしょうが、特に新宿歌舞伎町の雑居ビルの火災は記憶に新しいところです。この火災は地下2階地上5階建ての3階エレベーターホール付近から出火したものですが火災発生時に火災報知機が作動せず、また避難路であるべき箇所にダンボールなどの荷物が山積みとなっていたため避難路が絶たれ死者44名という大惨事になりました。
この火災の教訓から小規模雑居ビルの抱える問題が浮き彫りとなり、従来は大規模店舗のみに義務付けられていた防火管理が見直され、このような雑居ビルにも避難・安全基準の強化を求める法改正に繋がりました。
またこの歌舞伎町雑居ビル火災の出火原因は未だに特定されてはいませんが、「放火の疑い」とされています。全国で一年間に発生する火災は5万数千件、実に一日当たり140~150件もの火災が発生していることになりますが、その原因のトップは「放火・放火の疑い」と言われています。「放火」は実に憎むべき行為であり、尊い人命や財産を奪い取る最も卑劣な犯罪です。私も消防団に所属していた若い頃、ある一夏などは原因不明の出火が相次ぎ、制服を枕元に置いて何時でも着替えて出動することが出来るように準備をしていた事を思い出します。
本日このブログをお読み頂いた方は「それでは幾ら自分が用心していても放火されたら打つ手が無いじゃないか」と思われたでしょうが、自衛の手段を教わっていますのでご照会致します。
先ず犯罪者は闇を好み、明るさを極端に嫌います。そこで近頃は人が近付いた時だけ点灯する照明器具も沢山有りますので、ご自宅の回りをご自信の目で確認して「ここは悪人の好きそうな暗闇だな」と感じられた箇所がありましたらその様な照明器具を設置されることをお薦めします。
次に屋外の整理整頓。乱雑に放置されている可燃物は痴れ者の絶好の狙い目となりますが、逆に整然として可燃物などが見当たらない場所に彼奴等はあまり近付かないと伺いました。自衛手段で放火に備える、このことを肝に銘じて頂けたら幸いに存じます。本日もお読み頂き、ありがとうございました。
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この再講習では主に改正された消防法の説明に時間が充てられます。大きな火災が起こる度にその原因が調査され新たな火災を防ごうとする目的で法改正が行われるのですが、その内容を聞いて自らの事業所や店舗がその改正された法令に違反していないかを防火管理者が再認識するのが主旨となっています。因みに、昨日の講習で法改正の契機となったとして説明された事例は以下の通りです。
①昭和47年 大阪千日デパート
②昭和55年 川治プリンスホテル
③昭和57年 ホテルニュージャパン
④平成 2年 兵庫県尼崎市スーパー長崎屋
⑤平成13年 新宿歌舞伎町雑居ビル
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これを目にされてその悲惨な火災を思い出された方も多いでしょうが、特に新宿歌舞伎町の雑居ビルの火災は記憶に新しいところです。この火災は地下2階地上5階建ての3階エレベーターホール付近から出火したものですが火災発生時に火災報知機が作動せず、また避難路であるべき箇所にダンボールなどの荷物が山積みとなっていたため避難路が絶たれ死者44名という大惨事になりました。
この火災の教訓から小規模雑居ビルの抱える問題が浮き彫りとなり、従来は大規模店舗のみに義務付けられていた防火管理が見直され、このような雑居ビルにも避難・安全基準の強化を求める法改正に繋がりました。
またこの歌舞伎町雑居ビル火災の出火原因は未だに特定されてはいませんが、「放火の疑い」とされています。全国で一年間に発生する火災は5万数千件、実に一日当たり140~150件もの火災が発生していることになりますが、その原因のトップは「放火・放火の疑い」と言われています。「放火」は実に憎むべき行為であり、尊い人命や財産を奪い取る最も卑劣な犯罪です。私も消防団に所属していた若い頃、ある一夏などは原因不明の出火が相次ぎ、制服を枕元に置いて何時でも着替えて出動することが出来るように準備をしていた事を思い出します。
本日このブログをお読み頂いた方は「それでは幾ら自分が用心していても放火されたら打つ手が無いじゃないか」と思われたでしょうが、自衛の手段を教わっていますのでご照会致します。
先ず犯罪者は闇を好み、明るさを極端に嫌います。そこで近頃は人が近付いた時だけ点灯する照明器具も沢山有りますので、ご自宅の回りをご自信の目で確認して「ここは悪人の好きそうな暗闇だな」と感じられた箇所がありましたらその様な照明器具を設置されることをお薦めします。
次に屋外の整理整頓。乱雑に放置されている可燃物は痴れ者の絶好の狙い目となりますが、逆に整然として可燃物などが見当たらない場所に彼奴等はあまり近付かないと伺いました。自衛手段で放火に備える、このことを肝に銘じて頂けたら幸いに存じます。本日もお読み頂き、ありがとうございました。
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