府中家具　バンザイ！

　昨日出雲市のお客さんのところへ行く途中、車内でNHKラジオを聞いていました。番組は「ときめきインタビュー」、昨日の出演者は宮城県気仙沼市出身のアスリート佐藤真海（さとう・まみ）さん29歳でした。

　佐藤さんは20歳の時に100万人に1～2人しか発病しないと言われる骨肉腫で右足を切断されたそうですが、その後の闘病生活に耐えある日陸上の走り幅跳びに出会ったそうです。選りに選って何故自分がこんな病気になってしまったのかと悲しみ悩む中で多くの人達に支えられ、新しい自分を見つける事が出来たと爽やかにお話しをされる佐藤さん。そんな彼女は2008年、北京パラリンピックで堂々6位入賞を果たされたそうです。

　そして故郷気仙沼の惨状を目にし、今自分に何が出来るだろうと考えられた佐藤さん。伺うと佐藤さんはこれまで所属企業の業務やＮＰＯ活動の一環として、多くの小中学校で自身の経験を語ってこられたそうです。そして親交の出来た学校の児童生徒さんに被災地の同世代に激励のメッセージを書いて貰い、自身がメッセンジャーとなってその手紙を届けようと考えられたとのこと。その手紙は今1000通に達しようとしているそうです。

　屈託の無い元気で爽やかなその語り口を耳にし、素晴らしい女性だなあと感服致しました。若い女性にとって足を切断しなければならない現実に直面した時、きっと落ち込んで何度も涙を流されたことでしょう。悲しみ、怒り、諦め、苦痛、絶望、そんな佐藤さんを救ったのは人の支え、その支えの大切さを知っている自分だからこそ今度は気仙沼の子供達を支えたいと話す佐藤さん。立派です、とても立派です、私はラジオを聞きながら思わず頭を下げていました。

　そして番組の最後にアナウンサー氏がこうおっしゃいました。
「今日のときめきインタビュー、ゲストはアスリートの佐藤真海さんでした。明日のときめきインタビュー、残念ながら児玉清さんをお迎えすることは出来なくなってしまいました。そこで明日は【児玉清さんを偲んで】を放送します」。

　NHK第一放送、本日10時5分から児玉さんの追悼番組が放送されるそうです。残念ながら私は仕事で聞くことが出来ませんが、時間のある方はぜひどうぞ。




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