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2010年12月20日

「異国の丘」誕生秘話

 今日も暮れゆく 異国の丘に
 友よ辛かろ 切なかろ
 我慢だ待ってろ 嵐が過ぎりゃ
 帰る日も来る 春が来る

 ある程度の年齢の方なら誰でも一度は聞いたことのある「異国の丘」。昨日この歌が戦後シベリアに抑留され、仲間が一人また一人と倒れて行く中、お互いに励まし合い帰郷の日を夢見て兵隊さん達が歌ったものだと初めて知りました。作曲の吉田正さんも同じく抑留され、辛い日々の中でこの歌を作曲されたそうです。

 私の身近で言いますと父の兄、本家の伯父もまたその一人です。昭和22年大雪の大晦日に帰還した伯父ですが、亡くなったのは20年ほど前の12月30日でした。葬儀は明けて1月2日に自宅で営まれましたがこの日も大雪、縁側の雨戸やガラス戸を全部取り払っての葬儀でしたので寒さが一通りではなかったのを覚えています。

 葬儀が終わった時、父がこう言いました。
「兄さんは(シベリアから)帰って来た時もそうじゃったが、逝く時も大雪よのお」

 今にして思えば、その時父の頭の中には昭和22年の大晦日の出来事が走馬灯のように甦っていたことでしょう。それにしても「異国の丘」にそんな秘話があったとは、それを知った後で聞くと3番の歌詞は取り分け胸を打ちます。

 今日も昨日も 異国の丘に
 重い雪空 陽が薄い
 倒れちゃならない 祖国の土に
 辿り着くまで その日まで




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Posted by 府中店長 at 09:00Comments(0)店長日記