府中家具　バンザイ！

　4月になり、新の文字のつく言葉が目に付きます。新学期、新入学、新社会人、新年度etc。今日ベッドを配達した学生さんは兵庫県の出身で、島根大学の新入生として松江市での生活を始めたばかりの青年でした。

　ワンルームマンションにベッドを入れると、正に足の踏み場もありません。食卓・机兼用の小さな座敷テーブル、本箱、ＴＶ、コンポ、洋服掛け、掃除機、それと本人で２/３、残りの１/３をベッドが占めてしまいます。実はここが家具屋には辛いところなのですが、ベッドは便利だけど布団のように折りたためません。まあ中には折りたたみベッドもありますが、これはあくまで簡易ベッドですので快眠とはいきません。ですから本格的なベッドをお薦めする事になるのですが、どうしてもスペースを取ってしまいます。

　ご両親も一緒にいらっしゃったのですが、お母さんの「うわー狭くなるねえ」の言葉に、お父さんが「ワンルームだもの、仕方ないよ」と話し合っている声が聞こえて来ます。勿論、関西弁ですが。

　時たまあるんですよ。「家具屋さん、狭くなって困るからサイズを小さいものと換えてくれんかね」とか、「ここまで部屋が狭くなるとは思わなかった、ごめんキャンセルさせて」。今日のお客さんからは、未だそんな電話はありません。【♪どうぞこのまま～どうぞこのまま♪】、こんな歌詞が頭に浮んできます。




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