府中家具　バンザイ！

　毎年この時期に越冬のためシベリヤからやって来るコハクチョウ、その姿を見掛けるようになると山陰はやがて雪の季節を迎えます。今年も先月の中旬頃に飛来し、稲刈りの終わった田んぼで餌をついばむ姿を私も何度か目にしておりました。

　ところが昨日、松江市の海岸で見つかったコハクチョウの死骸から鳥インフルエンザの陽性反応が出たとの報道がありました。今シーズン全国初と今朝の地元紙は報じていましたが、こんな全国初は願い下げです。環境省はそのウイルスが強毒性のものかどうかを調べているそうですが、丁度一年前の鳥インフルエンザ渦を思い出さずにはいられません。

　それは町内の旧知のIさんご一家が経営される養鶏場で発生した鳥インフルエンザでしたが、飼っていた鶏は全て焼却処分となり、また近隣の同業者や住民に迷惑を掛けたと気を使われるお姿を拝見し、大変な事だなあと改めて痛感したものでした。

　風評被害はとても恐ろしく、この鳥インフルエンザ渦の時には島根県産の農作物や肉牛の価格が急落し、また観光客の来県数にも影響を及ぼしました。そんな経験があるからこそIさんも責任を痛感されたのですし、今回の報道にも人一倍神経を使われることだと思います。しかし野生の鳥が運んで来るこの厄介者をどう予防するのか、何となくそれは人力の及ばない難事のようにも思われます。

　何れにしても昨年の二の舞だけは避けたいところ、それが県民全ての願いです。


＜追記＞はやしけいこ様へ、ご相談頂きました件に付きメールを送信しましたのでご確認下さい。



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