府中家具　バンザイ！

　お盆も近付きましたねえ。土日高速料金が1000円、先日の7日（土）8日（日）はこちら山陰も車のラッシュでした。配達の時目にした最遠方のナンバーは鹿児島、いやーご苦労様です。

　ところで昨夜、もうそろそろ寝ようかなとベッドに入りましたら子供の頃のある場面を思い出し、一人大笑いを致しました。

　その日は何故か母と兄は家に居らず、父と私の二人でした。私は父が36歳の時の子ですから、あの頃の父は45歳前後だったのでしょう。何を思ったのか、その時父が取り出したのがシェーカーです。おそらくあの頃の頓原（とんばら：故郷の町です）にシェーカーなんてほとんど無かったはずなのに、何処で手に入れたのか？まっそれはさて置き、物語は進みます。

　父はそのシェーカーに何やら入れ、カシャカシャとそれを振り始めました。
「お父ちゃん、それ何？」
「うんこりゃあシェーカー言うてのお、カクテルっちゅうもんを作る道具よ」
「カクテル？ふーん、何が入っとるん？」
「ウイスキーとの、あとサイダーみたいなもんと氷が入っとる」

　出張の時に何処かで飲んだのかな？しかしまあサイダーみたいなもの、即ち炭酸を入れてシェーカーを振ったらどうなるか、それは自明の理です。

　中の液体が蓋を押しのけて飛び散るまでに、それ程の時間は要しませんでした。その有様を暫し茫然と見つめた父と私、たちまち二人で大笑い。
「お母ちゃんには内緒だで」と父。
「うん、お母ちゃんには言わんけえ」と私。

　あの時から出番を無くしたシェーカーは、それから長らく水屋の中にありました。あのシェーカー、今でも有るんかいな？今度帰ったら探してみよう。

　お盆が近付いたから、こんな場面を思い出したんですかねえ？それとも父が、「墓参りを忘れちゃあイケンで」と言いたくて仕掛けたのかな？何れにしても間もなくお盆、皆様お墓参りをお忘れなく。




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