府中家具　バンザイ！

　聖徳太子は一度に10人の話を聞いて理解したそうですが、そんな優れた人が何人も居るわけがない、そう思いますねえ。何のことかと申しますと、行政刷新会議の「事業仕分け」。

　短時間でこれはダメとか、本当に事業を理解した上で、それもあらゆる分野の事案を正確に判断出来ているんでしょうか？甚だ疑問に感じます。例えば関空への支出は無駄と言うのなら、「じゃあ代替案はどうするんだ」と、関空を利用する人、またそこで生計を立てている人達の悲鳴が聞こえて来そうです。

　そしてまた教員免許更新制の予算は大幅に削減し、制度自体も廃止の方向で一致とか。一人の委員は「講習の講師を務めたが受講者がほとんどいなかった。制度が本当に必要なのか」と意見を述べたそうですが、自分の講義に出席者が少ないのは自分の力不足、そうは思わないのでしょうかねえ？だって大学生の頃、余り講義を受けた記憶はありませんが、それでも受ける講義は分かりやすくて学生にも人気がある先生方のものでしたもの。じゃあ教員の資質を高めるために貴方達は他にどんな方法があるとお考えですかと、是非委員の皆さんに聞いてみたいですねえ。

　無駄を省く事は勿論大切です。そしてそれが現政府の金科玉条であれば、それに邁進する姿に国民も納得はするでしょう。しかし余りにも短時間でそれを決定してしまう事には、ある種の不安も感じるのではないでしょうか。また一部にはこの仕分け作業は財務省が民主党に対し、「こうすれば削れますよ」と知恵を貸しているとの声があることも存じています。しかし何れにせよ国民生活に直結する仕分け作業には間違いありませんので、焦らずじっくりと時間を掛けて頂きたい、そう願うのは私一人ではないと思うのですが。




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