2022年05月23日
火を叩く !!
『さつま町消防本部は 11 日、適切な初期消火で空き家への延焼を防いだとして、同町求名の四位稔さん(78)に感謝状を贈った。周囲に水がなかったため、機転を利かし、切り落とした木の枝で火をたたいて消したという。』南日本新聞社 5/21 21:08 配信
木の枝で火を叩く、私はこの昔ながらの初期消火を一度だけ体験したことがございます。
学生の頃、帰省中に近所で野焼きの火が広がり、山火事になりかけたことがありました。駆け付けた人達が手に手に木の枝を持ち、火のついた草を叩いて延焼を防いだのですが、有効な手法も危険と隣り合わせと感じました。
それは谷を伝う山風です。初めて経験したのですが野に放たれた火は風を呼ぶんですね、その上 風向きがころころ変わります。風上に回っているつもりが気付くと煙にむせる、そんなことが度々ありました。
急場にマスクなんてありませんからね、皆手ぬぐいやタオルで鼻と口を覆うのですが何度も咳き込んだことを思い出します。年配の方の指示に従い、立ち位置を変えながら 2 時間余りも枝を振り続けたでしょうか、やっと鎮火した時にはくたくたになってしまいました。
鎮火しても火種はあちこちに残ります。従って地元消防団は徹夜の警戒にあたったと翌日聞き及びました。
この記事を目にし、遠い日を思い出しております。
木の枝で火を叩く、私はこの昔ながらの初期消火を一度だけ体験したことがございます。
学生の頃、帰省中に近所で野焼きの火が広がり、山火事になりかけたことがありました。駆け付けた人達が手に手に木の枝を持ち、火のついた草を叩いて延焼を防いだのですが、有効な手法も危険と隣り合わせと感じました。
それは谷を伝う山風です。初めて経験したのですが野に放たれた火は風を呼ぶんですね、その上 風向きがころころ変わります。風上に回っているつもりが気付くと煙にむせる、そんなことが度々ありました。
急場にマスクなんてありませんからね、皆手ぬぐいやタオルで鼻と口を覆うのですが何度も咳き込んだことを思い出します。年配の方の指示に従い、立ち位置を変えながら 2 時間余りも枝を振り続けたでしょうか、やっと鎮火した時にはくたくたになってしまいました。
鎮火しても火種はあちこちに残ります。従って地元消防団は徹夜の警戒にあたったと翌日聞き及びました。
この記事を目にし、遠い日を思い出しております。
Posted by 府中店長 at 08:25│Comments(0)
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