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2016年11月12日

博多豚骨ラーメンの思い出

 もう30年近く前になりますが年に1~2回の大川出張時、博多の定宿は中洲に近い那珂川沿いのホテルでした。地下鉄中洲川端駅に近く西鉄福岡駅へも徒歩圏内、田舎者には非常に便利な立地でしたが何時の頃からか外国人宿泊者が増え、朝食時に飛び交う外国語に嫌気が差し泊まらなくなりました。

 その後もこの外国人観光客の波に翻弄され「ここ!」と決めた定宿を次々と替えて行きましたが、今では「アクティブ博多」さんか「サンルート博多」さんを利用させて貰っています。ともかく出張時の朝は静かな中落ち着いて食事をしたいと思っているのですが、こんなささやかな望みも近年は難しくなってしまったようです。

 閑話休題、りりィさんの訃報に接しこの那珂川沿いのホテルを思い出しました。

 と申しますのも彼女が出演した「孤独のグルメ」の舞台となったお店はこのホテルに近く、あの路地へは私も何度となく足を踏み入れた経験があったからです。そして「そう言えばこんな事があったなあ」と思い出したのがホテルのフロント氏に薦められたあるラーメン屋さんの事でございました。

 当時まだ若かった私は一杯飲んだ後に小腹が空き、ホテルへ帰ってフロント氏にこう尋ねたのです。

「どっか近くにラーメン屋さんがありませんか?」
「はい、それならすぐ近くに有名なお店があります」
「ほう有名店、どう行くんですか?」
「正面玄関を出て右に進み、大きな道の反対側です」

 で、行ってみたのですよ。

 するとですねえ、何とそのお店はカウンターが一人ずつ板で仕切られていたのですよ。人生初体験、先ずこれにビックリ。

 その上注文時に「麺の硬さはどうする?」、「こってり度は?」、「にんにくを入れるや否や?」等々実に様々なことを記入しないとラーメンにありつけないのですよ。

 「いや、ワシはごく普通のラーメンで良いのよ」と言ったかどうか定かではありませんが、ともかく胸中はそんな按配でございました。

 この時点でこの有名店への挑戦は無謀だったなと思ったわけですが艱難辛苦を乗り越え何とかそれを提出、しかし挙句に出て来たラーメンは当たり前ですが豚骨ラーメン、ここに至り「しまった、ワシは豚骨苦手だったがな」と止めを刺された気分になったものでございました。

 りりィさんの訃報でこんな埒も無いことを思い出したのですがそれにしても64歳での旅立ちは余りにも早い、「私は泣いています」は名曲でございました。私は曲の最後のリフレーン、あの部分が特に心に残ります。

『あなたの幸せ 願っているわ
 私だけは いつまでも』

 りりィさん安らかに、合掌。


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Posted by 府中店長 at 09:15│Comments(0)店長日記
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