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2021年08月04日

『砂の器』の舞台へ

 先日本ブログで綴った映画『砂の器』、誰しも涙するのは亀嵩駅での父子の別れ、あれは泣ける。

 馬が引く大八車に本浦千代吉を乗せ、三木巡査が駐在所の前を通り掛かります。「これが今生の別れ」とばかり見つめ合う千代吉と秀夫、ほんのワンカットですがあのシーンで緒形拳さんの奥さん役を務めた今井和子さんの演技が忘れられません。さすがは名脇役です。

 と、父を見送った秀夫が突然走り出します。涙を拭いながら、父が列車を待つ亀嵩駅へと疾走します。そして三木と千代吉の目に、線路上を父の元へと走る秀夫の姿が映るのです。

 抱き合う父子、然しもの三木巡査の目にも涙が光ります。そして入線して来る蒸気機関車、オーケストラの圧倒的な音量、涙腺が崩壊する瞬間です。



 誰もが感動するこのシーン、実はロケは亀嵩駅ではなく出雲八川駅で行われました。色々な理由があったそうですが、その一つに当時既に亀嵩駅舎内に蕎麦屋さんが在り、写真的にそぐわなかったせいだと当の蕎麦屋の大将に聞いたことがございます。その蕎麦屋さんは扇屋さん、今でも大繁盛のお店です。

 今日延命水を汲むため、間もなく奥出雲町へと出掛けます。出雲八川駅の前を通りますので、あの場面を思い浮かべながら訪ねてみることに致しましょう。

 昼食は扇屋さんか八川そばさんか、う~ん、悩むところではありますねえ。face_02
  


Posted by 府中店長 at 07:52Comments(0)店長日記