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府中店長
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2021年08月25日

判決

 北九州市若松区に取引先がございます。その F 貿易さんへは以前 何度かお邪魔したことがありますが、担当営業氏からは「小倉駅に着かれたらタクシーで御出で下さい。くれぐれも駅から出て飲食店などへは入らぬ様に」と 毎度忠告を受けたものでございました。

 北九州市にお住いの方には大変申し訳ない言い様ですが、素人が下手に見知らぬ飲食店に入る、或いは飲食店に入らずとも駅から離れて露地を歩くのは非常に危険だと教わっていたのです。

 また或る時、小倉駅から乗ったタクシーの運転手さんにこんなお話を伺いました。

「お客さん、どちらからですか?」
「島根県です」
「島根ですか。私、出雲大社へ行ったことがありますよ」
「大社さんへ? そうですか、ありがとうございます」
「良い所ですね島根は、食べ物も美味しかったですよ」
「こちらは玄界灘ですね」
「はい、魚は島根にも負けませんよ」
「小倉、良い所なんですね」

 そう申し上げると暫し口を閉じられ、やがて吐き出すように仰いました。

「ここではね お客さん、特定の地域で客を降ろす時、私等運転手は客が 3m 以上離れるまでドアは閉めないんですよ」
「3m 、ですか?」
「そうです。『ドアで指を挟まれた』なんてイチャモンを絶対に付けられない様にですね」
「それは大変ですね」
「まあ乗せる時、服装や雰囲気でその筋って分かりますけどね」
「・・・・・」
「でもね、乗車拒否なんてしたら それこそ・・・・・」

 つまりは工藤会です。この暴力団の傍若無人さと非道さはマスメディアを通じても承知しておりましたので、昨 8 月 24 日の福岡地裁判決を心待ちにしておりました。

 結果求刑通り、地裁の判断は至極真っ当なものと感じます。恐らく被告は控訴するのでしょうが、今後も一審判決が支持されることを強く希望します。

 場所柄も弁えず裁判長に暴言を吐くなど言語道断、極刑至当の感。
  


Posted by 府中店長 at 07:59Comments(0)店長日記