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2019年12月18日

NHK・ドラマ・車椅子

 昨日『遠い接近』について記しながら「あれも観たい番組の一つだな」と思ったドラマがありました。無論題名など記憶に無く、今朝は定休日を幸い探してみることに致しました。そのドラマ、強く記憶に残る出演者は斉藤とも子さん、そして斎藤洋介さん。

 Googleで『NHK・ドラマ・車椅子』と検索、すると上から二番目の見出しに目が留まりました。それは『「人に迷惑かけていい」40年前のドラマにいま、共感』というもので、鶴田浩二さん主演の『男たちの旅路』シリーズの『車輪の一歩』についての記述です。

 瞬間的に「これだ!!」と思いクリックしました。

 間違い無くあのドラマです。

 記憶違いでなければ斎藤洋介さん演じる若者が両親に「トルコ風呂(現在のソープランド)へ行きたい」と言い出し、親はお金を持たせて送り出すのですが車椅子の身障者故に入店さえ断られ、しかし帰宅して両親に「とても良かった」と笑顔で告げる斎藤さん。両親も喜ぶのですが程無く大声で泣きだす斎藤さん、両親は訳を聞かずとも我が子の屈辱を知り黙り込む、実に見事な演技でした。

 そして自分同様、車椅子の身障者の男性達に誘われ母親の目を気にしながらも外出する斉藤とも子さん。しかし我慢できずに失禁、若い女性が人前で失禁してしまう、これもまた本人にしか分からない屈辱感でしょう。

 鬼気迫る様な迫力、斉藤さんの演技に見入りました。そして感動のラストシーン、駅に行き「誰か私を上げて下さい」と口にする場面、これは強く頭に残りました。

 今と違い身障者の方が駅のプラットホームへ行くのは大変な時代、「人に迷惑をかけていい」という主人公鶴田さんの言葉に励まされた斉藤さんの素晴らしい演技、とても感動致しました。

 このドラマを観た後、帰省途中の新大阪駅で車椅子の男性を数人の人達が抱えて階段を下りる場面に遭遇し、迷わず「お手伝いします」と声を掛けたことを思い出します。

 残念ながらNHKオンデマンドでも視聴不可、まあ何でもかんでもネットで入手可能な昨今、こんなことがあっても良いのかなと。
  


Posted by 府中店長 at 07:55Comments(0)店長日記