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2019年02月09日

彼なのかな?

 今日の地元紙のお悔やみ欄に松江市のTさん、62歳の名前が載っています。年齢が私と同じ、「ひょっとしてあのT君なのか?」、思わずそう呟いておりました。

 私は中学を卒業して松江市にある松江北高校に進学しました。何せ15歳の少年が辺境の地から県都での新生活、色々なカルチャーショックを受けたものでございます。

 その1、今は姿を消しましたが松江駅前の道路を横断して設置してあった東芝のネオンサイン、「さすが松江だわなあ」と見上げました。

 その2、クラスの女の子の英語の発音にビックリ、「まるで外人だがな」と唖然、頓原中学校で習った英語とは明らかに別物でございました。しかしこのクラスには秋鹿町のI、隠岐の島のN、大和村のYなど如何にも田舎者めいた顔触れもありましたので僅かに救われました。

 その3、それがT君です。

 忘れもしない入学早々、応援団の先輩方に指導されて応援歌の練習をしている時のことでございました。因みに応援団長さんは一年先輩で隠岐の島出身の方、先代貴ノ花関に似た男前でしたねえ。

 さてその応援歌練習に先立ち、応援団長さんから「君達の同級生からこの練習に対して自論を述べたいとの申し出があった。よって〇分間の時間を与える」との説明があり、代わって演壇に上がったのがT君でした。

 T君の訴えを余り良くは覚えてはおりませんが、何でも「応援歌練習は新入生の自由を束縛するものであり時間の無駄、況してや強制的なそれは前時代的な悪習である」との論法であったと記憶しています。

 いや~、凄いなと思いましたよ。

 頓原では一学年違えば陸軍大将と二等兵、公然と逆らうなんて夢にも思わぬことでしたからねえ。「あれが同級生?やっぱ松江だわ、きっと頭も良いんじゃろうなあ」と半ば呆然とT君を見上げておりました。

 そしてあれは二年生の頃か、T君が成田闘争に向かう途中の駅で保護されたとの噂が校内に流れました。誰でもないT君故、「然もありなん」と思ったものでございます。

 今朝の新聞のTさんは果たしてあのT君なのか?

 頭も意思の高さも段違い、而してT君とは一度も言葉を交わしたことがございませんが、今朝の訃報がT君であるなら「一夜杯を交わしてみたかったな」と思い思いする今朝でございます。


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Posted by 府中店長 at 08:43│Comments(0)店長日記
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