2013年08月25日
無惨、JR三江線の橋脚流失
降り始めからの雨量が460㎜を超え、島根県西部の地域住民3万8千人に避難勧告が出ている今回の豪雨、今後も局地的に激しい雨に見舞われるとの予報です。
残念ながら邑南町(おおなんちょう)では田畑の様子を見に行かれた86歳の男性が行方不明に、また信じ難いことに広島県の三次(みよし)と島根県の江津(ごうつ)を結ぶJR三江(さんこう)線の鉄橋で橋脚が流失、自然の猛威をまざまざと見せつけられました。
三江線は江の川沿いに走る小さな路線で一日の乗客が300人ほど、それ故に慢性的な赤字路線として廃線の危機に立たされています。都会の方はこの数字を見て「廃線已む無し」と思われるでしょうが、少子高齢化の島根で取り分け過疎化が進むこの地域を走る三江線は只単に住民の足としてだけではなく、「自分の町は鉄道で三次や江津と繋がっている」という潜在意識が住民の安心感を生む、そんな重要な役割を担う路線となっています。これは町内に国道54号線が走る故郷の町頓原(とんばら)でも同様のことが言え、38(さんぱち)豪雪に端を発した過疎化にも「この道は松江や広島へ繋がっている」と思う事で住民は幾らかでも希望が持てたのです。しかし今回、その大切な路線が絶たれました。
JR西日本に申し上げたい。この橋脚を始め各地で被害の出た三江線の復旧には大変なお金が必要だと思いますが、「これを機に」などと廃線への道は何としても思い止まって頂きたい。また国や県も利用客数だけで判断するのではなく、地域住民の「三次や江津と繋がっている」という安心感を是非忘れないで頂きたい。一刻も早く雨が上がり、一日も早く普段の生活が戻ります様にと祈ります。
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JR西日本に申し上げたい。この橋脚を始め各地で被害の出た三江線の復旧には大変なお金が必要だと思いますが、「これを機に」などと廃線への道は何としても思い止まって頂きたい。また国や県も利用客数だけで判断するのではなく、地域住民の「三次や江津と繋がっている」という安心感を是非忘れないで頂きたい。一刻も早く雨が上がり、一日も早く普段の生活が戻ります様にと祈ります。
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Posted by 府中店長 at 10:12│Comments(0)
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