府中家具　バンザイ！

　昨夜は先輩方3人との宴会、誠に楽しい時間を過ごしました。和食の店から馴染みのバーへ、最後は蕎麦屋と思っておりましたがお三方とも「もう腹が一杯」とのことでしたので軽く焼き鳥にチューハイで締めました。皆さんとお別れしたのが11時30分、最終列車が31分発ですから間に合うはずも無く、「汽車は出て行く煙は残る　残る煙が癪の種ってね」とタクシー乗り場に急ぎました。

　さてあれは2軒目のバーでのことだったと思うのですが、千葉県から帰省されたHさんがこう仰いました。
「何年かしたら皆で旅へ行ってみたいなあ。それもゆったりした旅をなあ」
「ゆったりした旅？」
「ああ、どこかの旧跡なんかをじっくり歩いてな」

　う～んと暫し目を見交わした面々、「そりゃあ良いなあ」と直に衆議一決、早速候補地が酒の肴となった次第です。北海道・会津若松・能登・岐阜稲葉山城・四国こんぴらさん・佐賀県呼子（よぶこ）・阿蘇・桜島・屋久島・沖縄・台湾・ベトナム、実に様々な地名が上がりました。しかしこんぴらさんはFさんの体調面から却下、呼子もイカ好きのKさんが「一度本場で食べてみたい」との理由だけでしたので「それではゆったりした旅の趣旨にそぐわない」とHさんからダメ出し。また北海道は「未踏の地だが、初めて訪れる時は妻と二人で」とのKさんの言葉に皆が納得、その愛妻家振りに意外な一面を見た心持ちが致しました。

　Hさんの「何れにしても退職してからだから2～3年後かあ」とのお言葉に、「ちょっと待ちないや、あんた等はそれで良いけどワシ等は皆さんの2年後輩なんじゃけえね。ワシは何とでもなるけど、AやMの事も考えて貰わんと」と申し上げますと「ああそうか、お前達も居ったよなあ」と実行は凡そ5～6年先と仮決定されました。無論と申しましょうか必然と申しましょうか、「ゆったりした旅、お前が幹事な」とのHさんのお言葉に頷くKさんとFさん、一瞬グラスを持つ手が止まった昨夜でございました。




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