府中家具　バンザイ！

　今朝5時過ぎ、「ウォ～」と言う声に目を覚ましました。見ると隣に妻の姿無し、居間に向かって「どげだ？」と問いますとなでしこが1－2と追い上げたところだと答えます。聞くと3時前に起き出してテレビを見ているとのこと、「お前は立派、日本国民の鑑だよ」と声を掛けて非国民はそのままもう一眠り。次に起きた時に聞きますと残念ながらバレーもサッカーも敗戦だったとか、それでもなでしこは銀メダルですから大したもの、女子バレーも3位決定戦で銅メダルを目指して貰いたいものですねえ。

　さて昨日甲子園二日目、島根代表の立正大淞南（りっしょうだい　しょうなん）高校と盛岡大付属高校の一戦は稀に見る好ゲームとなりました。11時過ぎに配達にお邪魔したお宅で「淞南、どげですか？」と聞きましたら、ご主人が「今ホームランで逆転したところだがね」と仰います。その後12時30分頃にテレビを見ると延長戦に突入、先攻故にやや不利かなと思っておりましたが延長12回表に挙げた決勝点を守り切って見事初戦を突破しました。

　実は対戦相手が盛岡大付属高校と知った時、「相手は岩手のチームか、震災で大変な目に遭った選手も居るだろうなあ」と思い、昨秋代理で出席した出身大学OB会の全国支部長会議を思い出しました。全体会議の冒頭に岩手支部長さんから当時の様子を伺いましたが、「人や車や家が流されて行くのを只見ているだけでした」と沈痛な口調で話されていたお姿が今でも目に浮かびます。

　岩手県民の皆さんはきっと盛岡大付属高校の活躍を期待していらっしゃる事だろう、選手達の躍動感溢れるプレーが復興へのエネルギーにもなるだろう、そう考えた私はどちらが勝っても恨みっこなし、そう思ったものでございました。

　結果は残念ながら1回戦敗退となりましたが9回二死から同点に追いついた盛岡大付属の粘り腰は誠に天晴れ、岩手県民の皆さんも選手達から勇気を貰った様な心持ちがされたことでしょう。盛岡大付属の選手諸君、胸を張って故郷へ。




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