府中家具　バンザイ！

　以前ブログ仲間の【PENSIONER TOMさん】からご教授頂いた言視舎刊「島根の逆襲」、18日の定休日に買い求めて昨日読み終えました。



　最初ネットで取り寄せようとアマゾン、HonyaClub、楽天ブックス等を検索しましたが何れも在庫無し、「ふむふむ、こりゃあ結構売れてるから欠品中なんじゃろう」と独り合点を致しました。それで地元の本屋さんなら揃えているだろうと定休日を待って松江市内最大の本屋さんに出掛けた次第ですが、新刊本コーナーにも平積みしてある場所にも「島根の逆襲」は見当たりません。探して見回る事二度三度、やっと郷土本コーナーの片隅に彼の姿を見付けました。その数僅か2冊、ここに至りネットショップの「在庫無し」は結構売れているから欠品中なのではなく、売れるか売れないか分らない本は在庫しないんだと思い当たりました。

　ともあれ読後の感想、島根に住みながら知らないことが多いなあと実感致しました。他県の方に「島根の魅力は？」と問われても、その半分もお答えすることが出来ないなあと反省しきりでございます。また2035年には東京都の高齢化率は今の島根のそれを超えて伸び続け、その伸び率は天井知らずとのこと。そしてこの現象は東南アジアの国々にも波及し、10年後には韓国やシンガポール、20年後には中国やインドが急激な高齢化率の上昇に直面するそうです。

　だからこそ、現在「高齢人口比率」「出生率の低さ」「死亡率の高さ」の三冠王を誇る？島根は、来るべき世界的高齢化の最先端モデルケースに成り得ると著者は力説しています。それは神代の昔から他民族との融合を繰り返した島根ならではのコミュニティーが現存する事、石見銀山などに見られる優れた技を培って来た歴史を持つ事、そして今正にこの時を少子高齢県として数々の施策を実行している事などから島根は最先端、「隠れ未来里」であると位置付けています。この島根最先端説は私が親しくお付き合いさせて頂いている先輩から常々聞かされていましたので、然もありなんとすっと納得することが出来ました。そして最後に著者はこう締め括っています。

　「先に述べたように、さまざまの可能性満載の島根は、定員100万人だとすると、あと30万人分空いています。日本の人口の0.3%です。お早目にどうぞ。」




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