府中家具　バンザイ！

　昨日、母の付き添いで出雲市にある島根県立中央病院に行きました。受診するのは消化器内科と乳腺外科、「早く行けばそれだけ早く診て貰えるから」との母の言葉に従い、病院の受付前に7時40分には立ちましたが業務開始は8時30分からとの張り紙、しかしその時点で既に何名かの方が待っていらっしゃいます。しかし年配の方は良いですねえ、皆さん見ず知らず同士なのに「お早うございます」と必ず挨拶を交わされます。若い方にはこれが無かった、ご老人方のこんな良習は受け継がなければとつくづく感じました。

　ところで受付には口頭と自動があることが分りましたが、機械を使った自動受付などしたことが無いと母が申します。確かに見ますと年配の方ほど受付の前で待ち、比較的若い60代の方は自動受付の前。県立中央病院における自動受付の順番待ちのルールなんでしょう、来た方からその機械の前に手荷物を置いてソファーで待機、皆さんとても慣れていらっしゃる様子でした。

　さて8時半になるとシャッターが上がり、職員の方が並んで「今日もよろしくお願い致します」と頭を下げて私達に挨拶をされました。そして暗黙の了解とでも申しましょうか一番最初から待っていらっしゃった母よりは年配とお見受けしたお爺さんから受付開始、皆さん自分より前から待っていた人達を優先する態度は誠にご立派、患者同士の仁義を感じました。

　そして早朝より待った効果は正に絶大、9時半頃には名前を呼ばれて消化器内科の診察室に入りました。老人会の検診で血便が見つかった旨を言いましたら、大腸の検査は若い人でも結構体力がいるし術後一月余りの事でもありもう少し先にされたらどうかとお医者さんに勧められ退出、次なる乳腺外科を目指します。そちらに行きましたら時間が1時頃になるとの事、それではと母と共に少し早めでしたが病院内の食堂で昼食をとることにしました。お近くの方には是非お薦めしたいのがこちらの食堂、何せお米がとても美味しいのです。母も私も何度となく利用していますが何時もお米の美味しさには感心するこの食堂、県立中央病院に行かれる機会があれば是非どうぞ。

　そして午後一時、予定通りに昨日の主目的である乳腺外科に行き12月の手術で切り取った腫瘍の検査結果を聞きました。お蔭様で良性の粘液癌との事でして、放射線治療の必要はなく錠剤を飲むホルモン治療をすれば良いとの有難いお言葉、二人とも大変安心致しました。但しホルモン治療とは女性ホルモンを抑える事になるので骨が脆くなる可能性があるとのこと、続いて骨密度を調べるためにX線科へと向かいました。

　それから薬の説明を受けたり諸々の書類に記入したり、そして待っても待っても順番が回って来ない支払いなどで気が付けば時刻は5時前になっていました。しかし良性との結果にそれほど疲れも感じず、母もホッとした様でした。次回は2月15日、薬治療の効果とX線の結果を聞くことになっていますがこの日も運良く水曜日、定休日の私が付き添うことになりそうです。




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