府中家具　バンザイ！

　妻の転勤が決まり、教員生活最後の勤務地は町内の小規模校になりました。自らの出身小学校ではなかったのですが、それでも地元の学校で定年を迎えられることに本人も家族も喜んでいます。

　今日は4月からの赴任校に挨拶に行き、明日は今勤めている学校の先生方に送別会をして貰うそうです。時節柄もあり開始が5時半で7時には終了、二次会などは無いとのことでした。

　報道によれば関東のデパートやホテル、またゴルフ場なども閑古鳥が鳴き、皆さん「そんな場合じゃない」と謹んでいらっしゃるご様子ですね。「贅沢するお金があったら募金を」と尊いお考えがあってのことでしょうが私も商売人の端くれ、デパートの売り場主任さんの青褪めた顔も浮かんで参ります。

　昨日はあるお客さんのお宅に食器棚の修理に伺ったのですが、作業をする私の後ろから「東北にご親戚や知人の方はいらっしゃらなかったですか？」とご主人が声を掛けて下さいました。「私は居ないのですが義妹の姉が千葉の九十九里浜の近くに嫁いでいましてね、2～3日は連絡が取れずに随分心配しておりました」と答えたのですが、修理が終わった後に「まあお茶でも飲んで下さい」と言われ30分ほどお話しをしました。話題は今回の津波の悲惨さ、そして唯一県庁所在地に原発を抱える松江市民として福島原発の惨状をとても危惧していらっしゃいました。「福島の人も大変だけど、島根原発があんなことになったら松江市は壊滅ですね」、ご主人のその言葉は重く胸に沁みました。

　菅さん、あなたの危機管理能力を今こそ発揮して下さい。泣き言など言わずどっしりと構え、的確な指示で国民を守って下さい。自分だけでは無理だと思ったら、野党の協力も受けてこの国難に立ち向かって下さい。被災者の方々は勿論、全国民がそれを願っています。




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