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2021年03月11日

湯飲み茶碗 

 昭和 45 年(1970 年)、大阪万博の年に中学二年生になった私達は、その年の秋に修学旅行で北九州を巡りました。確証がある訳では無いのですが恐らく三泊四日、長崎・熊本・別府で泊り各観光地を訪ねたと思います。

 来年 10 月に約 50 年振りの再訪を計画中でして、事務局の私が当時の情報収集をしている段階なのですが、三日前、故郷に住む幼馴染みから電話がありました。現在彼女は故郷で美容・理容店を経営していますが、一方で民生委員も務める頑張り屋さんです。

「修学旅行のことだけどね」
「うんうん」
「ご免だけど、何~も覚えとらんのよね」
「まあ 50 年前の事だけえな」
「只ね」
「うん?」
「熊本でね、湯飲み茶碗を買うたんよね」
「湯飲み?」
「うちの家、貧乏で小遣いも少なかったけえね」
「・・・・・」
「で、湯飲みをね、家族に一個ずつ湯飲みを買ったんよね」
「うんうん」
「野菜の絵が描いてある 5 個セット」
「・・・・・」
「安物だったと思うけど、あれだけは忘れんよ」

 あの頃、故郷の町に裕福な家なんて無いですからね、少ない小遣いで皆それぞれに買い物を楽しんだはずなのです。その中で、彼女は家族用にと 5 客 1 セットの湯飲み茶碗を選んだのです。何だかねえ、その時の少女の心情を思うと不覚にも涙が出そうになりましたよ。

 皆が平等に貧しかった昭和、彼女にとってその湯飲み茶碗がノスタルジー。

 本日 3・11 、合掌。


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