2020年11月21日
せめて焼肉で
生を受けて 64 年と 3 カ月、今まで食べた焼肉の中で一番美味しかったお肉は何だったのか?、愚にも付かない事を真剣に考えてみました。
初めて「これが焼肉」と認識したのは高校時代、友人の下宿で食べたマトンでした。電熱器にフライパン、友人が「電気代が嵩むけえ、電熱器はあんまり使うなって大家さんが云うのよ」と愚痴るのを、「ふ~ん」と生返事しながら夢中で食べました。
今思うとフライパンですから肉から出た油はそのまま、段々としつこい味になって行ったのでしょうがお構い無し、二人で思う存分食べました。彼と同じクラスになったのは二年生、ですから昭和 48 年(1973 年)、17 歳の時だったと記憶しています。
ともかくこの頃、マトンは安かったんだろうと思います。でないと、お金に余裕の無い下宿生が腹一杯お肉を食べるなんて不可能だったでしょうからね。大学時代もマトンはよく食べました、ひょっとして豚肉より安かったのかな?
さて今でもマトンは好きですが、松江市内のスーパーに並ぶことは稀ですし焼肉屋さんのメニューにも余り見当たりません。食文化の違いですから仕方ありませんが、出来れば一度、一度だけで良いから札幌のビール園で赤星★片手に思う存分ジンギスカンを堪能してみたいと夢見ています。
では発表します。私のベストワン、それはイノシシ肉です。
小さい頃から慣れ親しんだイノシシ肉ですが、我が家ではずっと鍋、いわゆるボタン鍋で食べていました。昔、故郷の頓原は雪が多く、冬は寒かったですから鍋は当然の選択だったと思います。
しかし あれは何年前だろう?、ともかく結構雪が降り積もった正月、近所の小父さんがイノシシ肉を持って来てくれたのです。父も健在でしたし甥や姪の家族も帰っていましたので、早速鍋の準備に掛かろうとしたのですよ。
すると小父さんがキッパリ云うのです、「鍋? イケンイケン、焼肉にしんさい焼肉に」と。「シシは焼肉に限るけえね」の言葉に従い裏庭の雪をかき、炭をおこして焼肉にしてみました。
何とねえ、これが無茶苦茶美味いんですわ。まあ寒い事も手伝ったのでしょうが、冷や酒の入ったコップ片手に箸が止まりません。他の肉も一緒に焼いたのですがシシが一番、モノが違う、粉雪の中の焼肉でイノシシ肉の美味しさを再確認したのでございます。
さて今日から三連休、出雲に住む甥一家のことが頭を過りました。高校一年の長女を頭に二女一男、五人家族です。で、折角の連休だけど何処へも行けないだろうからと肉を送ってやることにしました。
イノシシ肉は手に入らないので牛ハラミを 1kg 、せめて家焼肉で憂さを晴らしてくれたらなと。
初めて「これが焼肉」と認識したのは高校時代、友人の下宿で食べたマトンでした。電熱器にフライパン、友人が「電気代が嵩むけえ、電熱器はあんまり使うなって大家さんが云うのよ」と愚痴るのを、「ふ~ん」と生返事しながら夢中で食べました。
今思うとフライパンですから肉から出た油はそのまま、段々としつこい味になって行ったのでしょうがお構い無し、二人で思う存分食べました。彼と同じクラスになったのは二年生、ですから昭和 48 年(1973 年)、17 歳の時だったと記憶しています。
ともかくこの頃、マトンは安かったんだろうと思います。でないと、お金に余裕の無い下宿生が腹一杯お肉を食べるなんて不可能だったでしょうからね。大学時代もマトンはよく食べました、ひょっとして豚肉より安かったのかな?
さて今でもマトンは好きですが、松江市内のスーパーに並ぶことは稀ですし焼肉屋さんのメニューにも余り見当たりません。食文化の違いですから仕方ありませんが、出来れば一度、一度だけで良いから札幌のビール園で赤星★片手に思う存分ジンギスカンを堪能してみたいと夢見ています。
では発表します。私のベストワン、それはイノシシ肉です。
小さい頃から慣れ親しんだイノシシ肉ですが、我が家ではずっと鍋、いわゆるボタン鍋で食べていました。昔、故郷の頓原は雪が多く、冬は寒かったですから鍋は当然の選択だったと思います。
しかし あれは何年前だろう?、ともかく結構雪が降り積もった正月、近所の小父さんがイノシシ肉を持って来てくれたのです。父も健在でしたし甥や姪の家族も帰っていましたので、早速鍋の準備に掛かろうとしたのですよ。
すると小父さんがキッパリ云うのです、「鍋? イケンイケン、焼肉にしんさい焼肉に」と。「シシは焼肉に限るけえね」の言葉に従い裏庭の雪をかき、炭をおこして焼肉にしてみました。
何とねえ、これが無茶苦茶美味いんですわ。まあ寒い事も手伝ったのでしょうが、冷や酒の入ったコップ片手に箸が止まりません。他の肉も一緒に焼いたのですがシシが一番、モノが違う、粉雪の中の焼肉でイノシシ肉の美味しさを再確認したのでございます。
さて今日から三連休、出雲に住む甥一家のことが頭を過りました。高校一年の長女を頭に二女一男、五人家族です。で、折角の連休だけど何処へも行けないだろうからと肉を送ってやることにしました。
イノシシ肉は手に入らないので牛ハラミを 1kg 、せめて家焼肉で憂さを晴らしてくれたらなと。
Posted by 府中店長 at 09:36│Comments(0)
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