2018年11月01日
敗着
敗着(はいちゃく)とは『囲碁・将棋で敗因となった着手』のことであり、その一手は終局後の検討を経て初めて分かることも多いと聞きます。
一方敗因というのもありますがこれはそのまま負けた原因、しかしこちらの方は明確に「これ」と判断出来ない場合が多いと思います。
昔、野球解説者で小西得郎(こにし とくろう)さんという方がいらっしゃいました。60代以上の方はご記憶でしょうが、氏の「何と申しましょう」は未だに耳に残っています。
ある試合のこと、勝因・敗因を聞くアナウンサーに小西さんはこう答えました、「何と申しましょうか、強いものが勝ち、弱い者が負けるんですなあ」と。
私、子供心にも妙に納得したのでございます。勝負は強い者が勝つ、ただそれだけのこと、蓋し名言と申せましょう。
ですから昨夜の日本シリーズ第4戦はホークスが力強く勝ち切りカープは力及ばず負けた、それだけのこと、タラレバが入り込む余地など無いのですよ。
しかし囲碁・将棋で言うところの敗着はあったかもしれない、そう感じます。
場面は5回表カープの攻撃、一死から會澤選手がストレートの四球、続く安部選手のカウントが 3-0 となりました。ここまでスコアは ソ3-1広、展開次第ではカープが追いつく可能性もありました。
しかし4球目、東浜投手の投げ込んだ一球に夫婦は目を見張りました。
「何で!何であんないい球を振らんの?」
「う~ん、ベンチから『待て』のサインでも出たんかな?」
「負けとるのに、そりゃあ無いでしょ!」
「ワシに怒っても仕方無い、けどまあ、あんたの言う通りよのお」
あそこは攻めの姿勢を見せる絶好の場面、タラレバを言うつもりは毛頭無し、しかし好球必打で流れを呼び込む作戦が勝っていたのでは?
もしあれが『待て』のサインだったら、結果はどうあれ、それが敗着と映りました。
一方敗因というのもありますがこれはそのまま負けた原因、しかしこちらの方は明確に「これ」と判断出来ない場合が多いと思います。
昔、野球解説者で小西得郎(こにし とくろう)さんという方がいらっしゃいました。60代以上の方はご記憶でしょうが、氏の「何と申しましょう」は未だに耳に残っています。
ある試合のこと、勝因・敗因を聞くアナウンサーに小西さんはこう答えました、「何と申しましょうか、強いものが勝ち、弱い者が負けるんですなあ」と。
私、子供心にも妙に納得したのでございます。勝負は強い者が勝つ、ただそれだけのこと、蓋し名言と申せましょう。
ですから昨夜の日本シリーズ第4戦はホークスが力強く勝ち切りカープは力及ばず負けた、それだけのこと、タラレバが入り込む余地など無いのですよ。
しかし囲碁・将棋で言うところの敗着はあったかもしれない、そう感じます。
場面は5回表カープの攻撃、一死から會澤選手がストレートの四球、続く安部選手のカウントが 3-0 となりました。ここまでスコアは ソ3-1広、展開次第ではカープが追いつく可能性もありました。
しかし4球目、東浜投手の投げ込んだ一球に夫婦は目を見張りました。
「何で!何であんないい球を振らんの?」
「う~ん、ベンチから『待て』のサインでも出たんかな?」
「負けとるのに、そりゃあ無いでしょ!」
「ワシに怒っても仕方無い、けどまあ、あんたの言う通りよのお」
あそこは攻めの姿勢を見せる絶好の場面、タラレバを言うつもりは毛頭無し、しかし好球必打で流れを呼び込む作戦が勝っていたのでは?
もしあれが『待て』のサインだったら、結果はどうあれ、それが敗着と映りました。
Posted by 府中店長 at 08:52│Comments(0)
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