2018年01月29日
9連覇へ王手
第44期女流名人戦五番勝負第2局は91手で伊藤女流二段が投了、シリーズ成績は里見女流名人の2連勝となり、名人位防衛(9連覇)に王手を掛けました。終局時刻は15時49分、消費時間は▲里見女流名人2時間8分(残り時間52分)、△伊藤女流二段2時間57分(同3分)。
『暗雲が上空を覆った午後3時過ぎ。「出雲のイナズマ」が切り裂いたのは空ではなく盤上だった。相手玉を背後から最短距離で襲う▲3一角。「攻めが調子良く続くと思ってました。一番いいかな、と思って指しました」。鮮烈すぎる一手が勝局の象徴となった。
終盤の入り口、65手目だった。先手玉は安泰で、後手玉は風前のともしび。戦力も十分。セオリーなら安全勝ちを目指したい局面だが、里見は指先を駒台の角に伸ばし、大胆にも3一の地点に打ち込んだ。素人目には△同玉とされてタダで角を献上するように映る一手だが、終わってみれば最速の寄せ。鬼の終盤力を披露した。』スポーツ報知 1/29 7:05配信
昨夜棋譜を見ながら駒を並べてみましたが確かにこの▲3一角は圧巻、解説を読むと誠に厳しい一手と知れました。正に『里見強し』、伊藤さんは為す術無しの感。
第3局は2月4日、千葉県野田市の「関根名人記念館」で行われます。次局こそ伊藤さんの華麗な受け将棋が炸裂か、はたまた里見さんが一気の三連勝で防衛か、第44期女流名人戦は興味尽きぬ展開となって参りました。
『暗雲が上空を覆った午後3時過ぎ。「出雲のイナズマ」が切り裂いたのは空ではなく盤上だった。相手玉を背後から最短距離で襲う▲3一角。「攻めが調子良く続くと思ってました。一番いいかな、と思って指しました」。鮮烈すぎる一手が勝局の象徴となった。
終盤の入り口、65手目だった。先手玉は安泰で、後手玉は風前のともしび。戦力も十分。セオリーなら安全勝ちを目指したい局面だが、里見は指先を駒台の角に伸ばし、大胆にも3一の地点に打ち込んだ。素人目には△同玉とされてタダで角を献上するように映る一手だが、終わってみれば最速の寄せ。鬼の終盤力を披露した。』スポーツ報知 1/29 7:05配信
昨夜棋譜を見ながら駒を並べてみましたが確かにこの▲3一角は圧巻、解説を読むと誠に厳しい一手と知れました。正に『里見強し』、伊藤さんは為す術無しの感。
第3局は2月4日、千葉県野田市の「関根名人記念館」で行われます。次局こそ伊藤さんの華麗な受け将棋が炸裂か、はたまた里見さんが一気の三連勝で防衛か、第44期女流名人戦は興味尽きぬ展開となって参りました。
Posted by 府中店長 at 07:58│Comments(0)
│里見奨励会三段