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2017年04月30日

白木漂白剤

 昨日、来店されたお客様から整理タンスのメンテナンスについてお尋ねがありました。伺うと整理タンスの引き出しの中が赤黒くなり、それが収納している衣類に付いてしまい困っていると仰います。

 家具屋なら直ぐに分かりますがこれはカビです。湿気の多い部屋に設置された家具にはしばしば見受けられることですが、先ずはその過程をご説明しましょう。

 そもそも天然の木には含水率があります。例えば切った時に100gであった木材が乾燥しきったときに80gとなったとしますと、その木が含んでいる水分の量=含水率は20%となります。

 ここからは家具屋の推測ですが、本来のその木が持っていた含水率を越える水分を吸収すると自分では賄いきれない分量がやがて飽和状態となり、結果的にそれがカビとなってしまうのだろうと思います。

 人間も一緒です。

 一番いい例がソーメン、あれは口当たりも良いし喉越しも良い、ついつい食べ過ぎてしまいます。それにですねえ、ソーメンの満腹感は突然襲ってきますので腹を抱えたお父さんは「う~ん、グルジ~」とそのまま畳に倒れ込むことになるのです。あれと一緒です。

 閑話休題、つまりこのお客様の場合はおそらく湿気の多い部屋にタンスを長年置かれたため、引き出し内部の木がソーメンを食べ過ぎたお父さん状態となってカビが発生した、こう推測できます。

 こんな時どうするか、先ずは引き出しを全部出して床に並べて風を当て除湿することから始めます。2~3日もすれば相当良い状態に戻りますが、それでもカビは落ちません。じゃあその先は?

 ここで登場するのが白木漂白剤です。2液を混合して使用するものが多く、ホームセンターで入手可能ですので素人の方でも簡単に漂白できます。因みに私がよく使うのがこちらの商品です。
白木漂白剤

 ここまで終わったらあとはタンスの設置場所を変える、または除湿機を使って部屋の湿気を適正に保つ、或いは窓や建具を開け放って部屋に空気を入れてやるなどすればOKです。

 ともかくその部屋が多湿にならないように注意することが必要になるのですが、それもこれも近頃の家は密閉度がとてつもなく上がったことが原因と考えられます。

 マンションなどはその最たるものでしょうが、昔の日本家屋は床下と言わず家全体に風が回る構造になっていましたのでこんな事など無かったろうと思います。

 さあゴールデンウィーク、そんなタンスをお持ちの方は一度挑戦してみられたら如何でしょう。お父さんの株が上がること間違い無し!face_02


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Posted by 府中店長 at 09:30│Comments(0)店長日記
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