府中家具　バンザイ！

　昨日、広島高裁であいりちゃん事件の控訴審の初公判が開かれました。検察被告双方の上告で始まったこの裁判ですが、検察側は死刑を、弁護側は無期懲役からの減刑を主張したようです。

　小学一年生のあいりちゃんに性的暴行を加えたあげくに殺害し死体を遺棄したこの被告に対し、弁護側は、その「常軌を逸した行動」は当時の精神状態が正常ではなかった証左で、改めて被告の精神鑑定を申請したとの事です。

　事件から二年も経過した今になって精神鑑定をして、それが一体何になると言うのでしょう。更に、二年も経って当時の精神状態をどんな方法で鑑定するつもりなのか。徒に裁判を長引かせる結果になるであろう事は、素人でも分かります。

　事実は、「一人の幼い女児が性犯罪を受けて殺害され、その死体はダンボールに入れられて遺棄され犯人は逃亡した」、きわめて悪質なそして許されざる犯行なのです。そこに、果たして精神鑑定の必要性があるのでしょうか。

　女性、それも年端もいかない女の子を自分の性的欲望を満たすために襲い、そして殺害して逃亡したこの被告には極刑しかないのではないか、そう私は思います。一人しか殺害していないとか日本での犯歴がないなどの理由で無期懲役では、亡くなったあいりちゃんが余りにもかわいそうです。閉廷後、父親の建一さんは「弁護側の主張は聞くに堪えない」とおっしゃったそうですが、それが遺族の偽らざる心境だと思います。性犯罪に対する抑止力、その意味からも今回の裁判を注目しています。




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