2014年10月26日
「山口二矢供述調書」と「テロルの決算」
一昨日手元に届いた一冊の本、「山口二矢供述調書」をその夜の内に読み終えました。
山口二矢(やまぐちおとや:当時17歳)による社会党委員長浅沼稲次郎刺殺事件は昭和35年(1960年)に発生、これは正に60年安保の年、また国会議事堂乱入事件で東大生の樺美智子さんが亡くなられた年でもあります。この事件の詳細は沢木耕太郎さんの「テロルの決算」で承知しておりましたが、最近になって「山口二矢供述調書」の存在を知り入手した次第です。
この「山口二矢供述調書」には昭和35年11月1日と翌2日の供述調書、そして二矢の父晋平氏の随筆三篇が収められています。二矢はこの11月2日に身柄を警視庁から練馬の少年鑑別所に移され、その日の夜に自決することになりますのでこれが最後の供述調書となりました。
日本国の赤化を危惧するあまりテロに走った山口二矢、昭和18年(1943年)生まれですから私より13歳の年長、決してテロを容認する訳ではありませんが当時17歳の少年の純な思いが切々と伝わる供述調書でございました。虚勢を張るでなく自ら犯した罪に対し誠実な受け答えに終始する姿は今の日本人が忘れてしまったもの、また右翼左翼を問わず当時の若者が真剣に国の事を思って行動していたことを改めて思い知らされました。
そして昨夜この二冊の本を読み比べてみましたが、沢木耕太郎さんの取材力に驚嘆する思いが致しました。両書の内容にはほとんど差異が無く、沢木さんの正確な取材によりこの「テロルの決算」が生まれたのだと強く感じた次第です。
秋の夜長、「たまにはこんな時間も良いな」、そう思った昨夜でございました。
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この「山口二矢供述調書」には昭和35年11月1日と翌2日の供述調書、そして二矢の父晋平氏の随筆三篇が収められています。二矢はこの11月2日に身柄を警視庁から練馬の少年鑑別所に移され、その日の夜に自決することになりますのでこれが最後の供述調書となりました。
日本国の赤化を危惧するあまりテロに走った山口二矢、昭和18年(1943年)生まれですから私より13歳の年長、決してテロを容認する訳ではありませんが当時17歳の少年の純な思いが切々と伝わる供述調書でございました。虚勢を張るでなく自ら犯した罪に対し誠実な受け答えに終始する姿は今の日本人が忘れてしまったもの、また右翼左翼を問わず当時の若者が真剣に国の事を思って行動していたことを改めて思い知らされました。
そして昨夜この二冊の本を読み比べてみましたが、沢木耕太郎さんの取材力に驚嘆する思いが致しました。両書の内容にはほとんど差異が無く、沢木さんの正確な取材によりこの「テロルの決算」が生まれたのだと強く感じた次第です。
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Posted by 府中店長 at 08:50│Comments(0)
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