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府中店長
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2022年01月13日

友からの手紙

 凡そ 4 ~ 5 年ぶりになるでしょうか、ある施設に入所している友人 T から手紙が届きました。彼とは高校一年生で同級となり、その後同じ大学へ進み卒業後はお互い島根に帰りましたのでずっと懇志にしておりました。

 しかし彼がアルコール依存症になった前後は何故か疎遠になり、ある時共通の友人からの電話で T の入院を知りました。早速面会に行き 2 ~ 3 時間話したのですが、アルコールによる脳の損傷って怖いですよ、後年、その時の事を T が全く覚えていないことを知り唖然としたことを思い出します。

 私はこれと同じような経験を二度しています。一度は大工をしていた伯父が現場の足場から地面に落ちた時、そして二度目は取引先の社長さんが脳梗塞で倒れられた時、何れも面会時には普通に話したのですが脳がそれを覚えていないのです。

 現場で頭を強く打った伯父、そして脳の血管が詰まった社長さん、何れも脳が大変なダメージを受け一時的に記憶する能力が欠落したのだと後から知りました。

 T も一緒、お医者さんからは記憶が戻ることはほぼ 100% 無いと言われています。ですから T と会って話せた頃は「お前ねえ、あん時の見舞い、返してごせや」と冗談口をたたいておりましたが続くコロナ禍、彼とはもう 3 年会っておりません。

 最後は震える手で書いたと思しき乱れた文字、そんな T からの手紙を繰り返し読み返す昨日でございました。
  


Posted by 府中店長 at 09:45Comments(0)店長日記