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府中店長
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オーナーへメッセージ

2021年02月11日

張場も忌中札も

 昨夜頼母子講、席上 I さんからこんなお話しを伺いました。

 何十年の付き合いだった方が数日前に亡くなられたそうですが、自分はそれを全く知らなかったと嘆かれます。

「さっき K さん(同じ頼母子講の会員さん)から聞いて驚いてるんだわ。何とワシねえ、2 ~ 3 日前にその人の家の前を通って奥さんにも会ってるのよ。それなのに奥さん、何にも言ってくれんもんなあ」と、半ば呆然とした口調で杯を干されました。

「だって I さん、玄関に忌中札が貼ってあったでしょ?」
「いや、それが貼ってなかったのよ」
「ホントですか?」
「うん。その上、当日は張場も無かったと K さんが・・・」
「近頃、そんなのが増えましたねえ」
「ともかく、明日行ってみるわ」

 張場とは葬儀会場へ行けない人が当日香典を持ち寄る場所で、多くは葬家の近くのお宅か地区の集会所が充てられ、”はりば” 或いは ”ちょうば” と読みます。

 そして忌中札、これはその家の方が亡くなった時に玄関に貼る紙の事で、 ”忌中” と記し四十九日の忌明けの日まで貼るのが一般的です。

 新聞への訃報掲載を断り、葬儀当日に張場が設けられず忌中札も貼られない、コロナ禍の元で最近経験するようになりましたがこれでは恩有る方が亡くなっても知る術がありません。確かに個人情報の最たるものなのでしょうが、今の風潮、「ちょっとおかしいな」と感じております。
  


Posted by 府中店長 at 08:34Comments(0)コロナ