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2021年01月18日

かんじき

 朝 9 時で 42cm 、故郷頓原の積雪量です。



 一週間前に続き再度の寒波襲来、故郷は又もや雪に埋もれましたが、こんな光景を目にすると子供の頃を思い出します。

 私が小学校に入学したのは昭和 38 年(1963 年)、いわゆる三八豪雪の年でした。来る日も来る日も雪が降り続き、後年、全国の寒村が過疎へ向う因ともなったと指摘される程の豪雪でした。

 そんな中、雪国の子供達はどうやって通学していたのでしょう?

 当時は未だ除雪車なんて便利なものはありませんし、そもそも自動車なんて稀な時代ですから道路に轍も無く、子供達は雪が降り積もった真っ白な道を徒歩で通学していました。

 先頭には父兄の方なのでしょう、小父さんが一人か二人、”かんじき” で足元を固め雪を踏み締めて進みます。その後を歳の順に一列に並び、中学生から小学生まで一緒に歩くのですが、列の最後の方は低学年の子供ですから安全のために最後尾にも大人が一人付いての行列となります。


かんじき:当時は勿論お手製です

 長靴の底には保温用に新聞紙を入れ、雪が入らない様に長靴の履き口の上部を紐か縄で縛り、それでも元気一杯に通学したものでございました。

 思い出しますねえ、かんじきを履き、雪を踏み固めて進む小父さんの背中を。何てて、頼もしかったですからねえ。face_02
  


Posted by 府中店長 at 09:47Comments(0)店長日記