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府中店長
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2020年12月06日

孤独死

 昨日、高校同期の M の家へ配達に出掛けたのですが、無事納めて帰ろうとした時に M からショッキングな話を聞きました。

「あんた、同級生の K を覚えとる?」
「 K 君? 8R の?」
「そうそう、その K 。あいつとは家も近いし幼馴染みでね」
「ふーん、そうだったんだ。で? 」
「彼、先月亡くなってね」
「えっ、病気だったの?」
「それがねえ、孤独死だったんよ」

 私の出身高校は一学年 9 クラス、ですから三年間全く関わりを持つことが無い方も多いのですが、この K 君は秀才ながら気さくな人柄で何度か話したことがございました。

 M の話によりますと K 君は定年と共に離婚、その二年後には同居の父上が亡くなられたそうです。母上も既になく、その時から彼の独り暮らしが始まったと M から聞かされました。

 隣家の方が一杯の新聞受けを不審に思い警察へ通報され、室内に入った警察官が死後一週間前後の K 君を発見したそうです。誰かに、例えば M へ異変を告げる間も無いほど急激に、死が彼を襲ったのでしょうか。

 ねえ K 君、一体どうしたって云うのよ。孤独死なんて、君の様な男の死に方じゃないよ。

 昨夜は K 君を偲び、遅ればせながら通夜酒を。

 飲み過ぎたのでしょう、少々二日酔い気味の朝を迎えております。
  


Posted by 府中店長 at 08:35Comments(0)店長日記