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2020年11月07日

由來八幡宮例大祭

 子供の頃、氏神様の秋祭りはとても待遠しいものでした。確か小学校は半ドンだったような気がしますが、ともかく学校から帰り、貰った小遣いを握り締めて由來八幡宮へと駆け出したものでございます。

 何せ秋祭りの屋台に並ぶ玩具は子供が圧倒されるほど多く、また見たことの無いゲームや当てクジ、そして普段口にすることの無い綿菓子や串に刺したおでんなどが食べられ、何と申しましょうか、山里の子供達には正に桃源郷でございました。

 毎年 11 月の 7 日と 8 日、それが私の故郷の氏神様、由來八幡宮の例大祭 の日なのです。初日の今日は浴衣に花笠姿の囃子(はやしこ)が町内を練り歩き、何時もは静かな山間の町が一時賑やかになるのです。

 この例大祭は氏子の各地区が「頭屋(とうや)」として持ち回りで務めるのが特徴ですが、聞くところによれば来年の頭屋は幼馴染みにして自らを百姓と称す、農民作家 戸田雅之の地区が務めるそうです。

 アセチレンから裸電球に変わったのは何時頃だったろう? ともかく夜は夜で参拝客も多く、遅くまで人出が途切れることがございませんでした。

 お祭りの二日目、神楽が奉納され、香具師の小父さん達が屋台を片付け始める頃、言い様の無い寂しさを感じたものでございます。お祭りが終る、あれは何ともやるせないものでございました。

 そしてこの例大祭が終ると故郷は冬支度、一気に冬へと向うのです。
  


Posted by 府中店長 at 08:29Comments(0)店長日記