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2020年10月20日

僕の休煙日記 その2

 休煙を始めるに当たり禁煙外来の受診は疎か、パイポ等の禁煙グッズも一切使用しませんでした。「そんな物を利用しても吸う時は吸うじゃろ」と、男はそれを調べる事すらしなかったのです。その時、頭の中でペギー葉山さんが歌う ”ケセラセラ” が流れていたことは言うまでもございません。

 しかし「何時かは吸うだろう」の思いに反し、日一日と休煙期間が延びて行きました。そうなるとですね、肺癌の疑い云々ではなく、只々『勿体無い』の思いが強くなって来たのですよ。

 何が『勿体無い』のか? それはですね、『折角我慢して来たのにここで吸っちゃあ苦労が台無し』=『勿体無い』と言う気持ちなんですよねえ。不思議でしょ? そう、自分でもあの時の『勿体無い』気持ちが未だに理解出来ないのですよ。

 そうこうする内に月日は流れ、三月ほど経った時に男はハッと気付いたのです、「銭が減らんがや !?」と。休煙前のタバコ代は月に 2 万円強、それが丸々手元に残るんですわ。三カ月で約 7 万円ですからね、これは如何な金銭に疎い男と雖も分かります。

 実にこの大枚 7 万円が、軟弱且つ強欲なこの男の魂を揺さぶったのです。

「へ~、休煙すると銭が減らんのか、ラッキー !!」てなもんですわ。銭が絡むと人間は、否、この男は弱い。「禁煙の成否は意志の強弱に因る」なんて事を云うでしょ、あんなのどうでも良くなる。この男にとって銭に勝る意志なんて無い、そう、『休煙=健康』ではなく『休煙=銭』なんですわ。しかしホント、現金な男ではあるわなあ。

 そして実体験からもう一つ。

 禁煙を成し遂げた方々は異口同音に仰います、「食べ物が何でも美味しく感じて食べ過ぎるのよ。間食もするしなあ、体重が随分増えてしまったよ」と。食べる物が何でお美味しく感じるとは素晴らしい、私も『いつその時がやって来るのか?』と待ち続けておりますが、14 カ月経過した昨日に至るも全くその兆候はございません。味蕾の退化か?、悲しい。

 何を食べても以前同様としか感じず、僅かに突然納豆ともずく酢が食べたくなり、其々 3 個パックの物を自ら買い求め今では毎朝欠かさず食しております。

 ですから私は言うつもりです、「いや~、休煙すると納豆ともずく酢が 美味~て 美味~て」と。何と、低価格志向のワシにピッタリだがね。face_02
  


Posted by 府中店長 at 07:18Comments(0)店長日記