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2019年10月24日

久方ぶり

 昨夜は千葉県習志野市から4年半振りに帰省されたH先輩を囲み、総勢5名での宴会でございました。

 本ブログで何度か申し上げましたが私は中学卒業と共に故郷を出て、県都松江市の高校へと進みました。今は国宝となった松江城を見上げる下宿で三年間を過ごしたのですが、その下宿には私を含め同期が三名、そして二学年上に四名の先輩方がいらっしゃいました。

 その内一名の先輩は音信不通ですが、残る先輩方と同期三名の計6人は今でも付き合いを続け、「隙有らば松江の居酒屋で一杯」を活動方針としております。

 今回は県西部浜田市で地域医療に勤しむ同期のAが欠席、「まあAは医者さんで忙しいけえの」と先輩方にもご了承頂いた次第。

 さて久し振りのHさん、術後半年でお会いした4年前の5月とお変わりない様子でしたので経過は順調なのだろう、そう思いお話しを伺ってみました。

 すると当時、「腎臓を一つ摘出した」と聞かされた本来の意味を全く理解していなかった事に気付きました。ご本人も「腎臓は二つ有るから一つ取っても大丈夫」と仰いますので、それほど酷い病気ではないだろうと勝手に思い込んでいたのです。

「でHさん、その後どうですか?」
「うん、それが転移してなあ」
「転移? 転移って?」
「だから最初の癌がなあ」
「えっ、腎臓の手術って癌だったんですか?」
「お前ねえ、今更なに言っとるや」(笑)

 伺うと膀胱に二度転移、最初の手術から4年間で三度の手術を経験されたそうです。しかしその割にお元気そう、ビールからハイボールへ、とても美味しそうに飲まれます。

「酒、飲んでも大丈夫なんですか?」
「うん、医者も『飲むな』とは言わないからね」

 楽しい時間は直ぐに過ぎ名残を惜しむ松江駅、「今度は皆で旅行でもしたいなあ」のお言葉に、「段取りはワシに任せて下さい」とお応えしました。

 Fさんお元気で、まっ、推定肺癌の私に人の事は言えないのですが。face_02
  


Posted by 府中店長 at 10:28Comments(0)店長日記