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2019年04月18日

再会の場

 昨定休日、何時もの様に朝一で事務所へ行きメールやFAXの有無を確認、そして新聞に目を通し「お悔やみ」欄で幼馴染みの母上のご逝去を知りました。

 早速故郷の友人へTEL、「通夜は今夜7時」との返答を受け、予定していた用事を午前中に片付け故郷頓原へと向かいました。

 頓原と言うところは他所と異なり、通夜の時には既に仏様はお骨になっています。人が亡くなると先ず家族や親戚、そして故人と親しかった人達が集まり仮通夜を行います。

 そして仮通夜の翌朝、火葬場へ行きお骨にしてその日の本通夜に備えます。これが当たり前で育った私はこの町に移り住み、通夜で初めて生身の仏様と対面することになり大いに驚いたものでございました。

 更にもう一つ頓原ならではの事がございまして、それは通夜で読経が始まるや否や少なからぬ参列者が家路につくのですよ。

 昨夜も式場となった地区の集会所にはかなりの人達が集まっておられましたが、読経と共にあっという間にその数は半分ほどになりました。まあ外に立っているのですから帰り易いっちゃ帰り易いのですが、これは近郷近在には無い頓原だけの風習と申せましょう。

 さて通夜では何となく幼馴染みが一処に集まるものでして、昨夜も集会所の庭の後ろの方で5人ほどが固まりお互いの近況や県外に住む友人たちの噂話をしておりました。

 通夜も終わりかけた頃、隣に立つ修二に話し掛けました。

「同級生が顔を合わせるのはこんな時ばっかりだな」
「ほうよなあ、1月はワシの親父の通夜だったけえなあ」
「また同窓会でも計画せいや」
「しとったんよ。けど、稔が幹事だったけえな」
「稔が?」
「ほうよ」

 喪主の幼馴染みが幹事とは、これで同窓会は当分お預けとなりそうです。
  


Posted by 府中店長 at 08:58Comments(0)店長日記