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府中店長
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2018年09月22日

幼馴染みの姪御さん

 昨日、閉店間際に来店されたお客様の接客をしていた義妹が「頓原の方みたいですよ」と私を呼びに来ました。

 私の故郷は島根県飯石郡飯南町頓原、旧飯石郡頓原町、「どこの家の人だろう?」と商売そっちのけでその女性と話し始めました。

「どこの部落?」
「敷波です」
「え?じゃあワシと一緒だがね、家は?」
「Kです、私は長男の嫁なんです」
「K?お父さんお元気かね?」
「はい、何とか達者でいます」

 ご夫婦揃って単身赴任とか、ご主人は出雲市、その方は安来市でのアパート暮しで週末に頓原で落ち合う生活を続けていると伺いました。

「頓原、出雲、安来と世帯が三つかあ、そりゃ大変じゃねえ」
「はい、もうお金が大変(笑)」
「で、家を新築するの?」
「ええ」
「何処に?」
「頓原です」
「Kさんの家を建て直すの?」
「いえ寺澤に、Fの家なんです」
「寺澤のF?」

 寺澤とは頓原の或る集落、そしてFさんと言うのは私の幼馴染みの家なのでびっくりしました。Fさんのお宅は早くに父上が亡くなり、母上も昨年逝かれ、子供の姉妹も既に亡くなり「このままでは家が絶えるな」と心配しておりました。

「何でFさんの所へ?」
「私、Fの家の長女の娘なんです」
「え?隣村へ嫁がれた?」
「はい、Fの家をご存じなんですか?」
「そりゃ良う知っとるよ、あんたの叔母さんとは幼馴染みだけえね」
「え?」

 二人姉妹のお姉さんが隣村へ嫁がれ、幼馴染みのHちゃんが家を継いでいたのですが、確か30代半ばで病に倒れ逝ってしまいました。

 母の実家を建て直し嫁いだ家も見る、中々出来ないことだなとその屈託の無い笑顔を見直す昨日でございました。姪御さんだからでしょう、どことなくHちゃんに面影が似ている気がして。
  


Posted by 府中店長 at 09:12Comments(0)店長日記