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2018年05月11日

上棟式

 今年8月、義弟にとって大忙しの月となりそうです。

 先ずは明日棟上げの家の完工予定が8月4日、奇しくも私はMJG島根の応援で鳴門行、続いて次女の結婚式が8月19日、そして家を継ぐ長女が三人目の子供を出産予定、銭が何ぼあっても足りない、そんな月になりそうですねえ。

 さて棟上げのお祝いにお酒を贈られる方も多いと思いますが、こちら山陰では表書きを『祝棟上』などとはせず、『建瑞』、又は『硯水』と記すのが一般的です。

 何れも『けんずい』と読みますが硯水とはそのまま硯の水、つまりは墨壺に入れる墨汁のことで昔は大工さんにとってはお酒を指したのだとか、「今日はくたびれたなあ、硯水でも一杯どげ?」などと使われていたのでしょう。

 『硯水』転じて『建瑞』の文字を充てたのでしょうが、表書きをその様にするのは「棟上げが終ったら大工さんに一杯やって貰って下さいね」との意味も含まれているのでしょう。

 実際私も自分の家の上棟式の後、用意した折りと一緒に頂いた硯水を大工さん達に手渡してお礼を申し上げたのですが、中には頭を搔きながら「済みません、私はそっちの方が好きでして」とお酒の銘柄変更を申し出られる大工さんも、そんなことを懐かしく思い出しております。

 明日の予報は晴れ、無事に上棟式が終ることを願っております。
  


Posted by 府中店長 at 09:18Comments(0)店長日記