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2017年08月17日

大瀬良大地の限界

 藤浪投手の手からボールが離れた瞬間、「あっ!」と目を瞑りました。

 昨夜の阪神広島戦、2回表一死で打席には大瀬良大地、ピンチでも何でもない場面で相手投手への死球、リプレーを見ましたがもう少し上に外れていたら顔面か頭部への死球となる危ない球でした。

 藤浪投手の心情は良く分かります。おそらく彼は「幾ら何でもここで大瀬良さんに当てる訳にはいかない、ぶつけちゃいけない、いけない」、そう思い過ぎた結果があの死球であったと思います。

 しかしぶつけてしまった、本来ならあそこで藤浪投手を降板させるべきと考えます。あれでは野球にならず、「見るに忍びず」が率直な感想でした。

 そして死球を受けた大瀬良大地は座り込みながらマウンドの藤浪投手へ「大丈夫」と笑って声を掛け、その姿に実況のアナ氏や解説者は「藤浪投手の現状を知る大瀬良ならではの行為、素晴らしいスポーツマンシップ」と称えていました。

 しかしあの笑顔を見た私は全く別のことを考えていました、「大瀬良、だから君はカープのエースになれないんだ!」と。

 私生活では大切な友人かもしれない、しかし一度試合となれば私情を挟むべきでは無く、チームの勝利に如何に貢献するべきかを考えるのがプロ野球の選手でしょう。

 自らはカープの先発投手、その自分への死球に対して笑顔を見せるなど以ての外、むしろ憮然とした態度で一塁に向うべきと感じました。

 百歩譲って彼が藤浪投手の心情を思い遣るのであればアイコンタクトで応えれば良く、捕手にだけ分る様に「俺は大丈夫」と合図を送れば良いのです。

 確かに彼の笑顔は藤浪投手を救い、そして投手への死球と言う乱闘になってもおかしくないあの場の雰囲気を和らげたのかもしれません。

 しかし、カープの背番号14がそれでは困るのです。

 あの外木場さんはゲーム中、決して笑う事はありませんでした。笑うのは完投して捕手と握手する時、それしか無かったのです。

 昨夜はゲーム後半にダッグアウトで笑いながら話をするカープ投手陣の姿にも残念な心持ちが致しました。「お金を払って試合を観に来てくれているファンのために一瞬でも気を抜くな」、それが偽りの無い心境です。

 何とも後味の悪い試合となった阪神広島19回戦、野球はもっと楽しんで観たいものですよね。
  


Posted by 府中店長 at 09:52Comments(0)広島東洋カープ