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2017年06月05日

望郷

 今朝の毎日新聞、元シベリア抑留兵で現在もロシアに住む田中明男さん(89)を紹介する記事を載せています。


 昭和20年8月9日、日ソ中立条約を一方的に破棄したソ連軍の侵攻により多くの日本人が命を落し、また捕虜となった多くの兵はシベリアの収容所に移送され過酷な労働を強いられることになりました。

 一説によると抑留された元日本兵は65万人とも言われていますが、その内の実に6万人が死亡したと推定されています。

 この記事を読み、本家の伯父のことを思い出しました。伯父もまたシベリアに抑留されていたのですが、昭和23年(或いは22年だったか?)の大晦日に故郷に帰還したそうです。

 伯父の安否が全く分からない中、父は両親や義姉、そして家を守るために必死で働いたと申しておりました。余談になりますが、もし叔父がシベリアで命を落していたら、おそらく父は義姉と結婚して家を継いでいたことでしょう。当時の日本では戦死した長男の嫁と次・三男が結婚して家を継ぐのはごく当然のことのようであったそうです。

 もしそうなっていたら父は母と結婚することは無く、兄や私はこの世に生を受けることは無かったのです。そんなことを久し振りに考えさせられる今朝の新聞記事でございました。
  


Posted by 府中店長 at 09:03Comments(0)店長日記