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2016年11月26日

女流五冠へ復帰

 昨日行われた第6期リコー杯女流王座戦五番勝負第3局は106手で加藤桃子女流王座が投了、3勝0敗のストレートで里見香奈女流四冠が王座を奪取、復位を果たすと共に自身二度目の女流五冠に復帰しました。




 昨夜棋譜を見ながら駒を並べてみましたが対局開始から僅か10分で31手目が指される超高速、お互いが手の内を研究し尽くしての早い駒組みが進みました。

 50手目辺りからTwitter解説の藤森哲也四段は「後手(里見さん)やや有利」の評、70手目の△7五桂で「後手優勢」に、そして72手目の△7六銀で「後手勝勢」となりました。

 この局面、里見さんの優勢は素人目にも分りましたが里見さんの玉もじわじわと迫る加藤さんの攻めに「これで勝勢?」の感、しかしまあそれがプロと素人との差なんですねえ。

 下が投了図、里見さんが△2八龍と指した局面ですがご覧の通り正に一手違い、加藤さんの馬が▲8八に進めば受け無しで逆に里見さんが投了のところですがこの一手違いを30手以上前に読み切るのがプロのプロたる所以なのでしょう。(以下、▲3八合駒に△6七金・▲4九玉・△5八金打までの詰み)



 これで里見さんは2013年以来の女流五冠に復帰、『出雲のイナズマ』の強さが際立った女流王座戦でございました。
  


Posted by 府中店長 at 08:21Comments(0)里見奨励会三段