2016年08月28日
秋来ぬと
昨夜、甥のカズがこう言いました。
「おっちゃん、何かねえ、秋が来たのを風で知るってのがあったじゃない。あれなんだっけ?」
「お前は高校2年生じゃろ、現役がワシに聞いてどうするんね」
「だってねえ、古語はあんまり好きじゃないんだわ」
「じゃあ何の教科が得意なんかい?」
「世界史」
「世界史?お前、変わっとるのお」
私の周りにも高校の時に校内で一番になったと得意そうに話す世界史好きの男が居たっけなあ、あれ誰だっけ?さすがに還暦、どうも思い出せないなあ。
閑話休題、甥が聞いたのは多分この歌のことでしょう。
秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる
古今和歌集、藤原敏行。
私の幼馴染みに藤原敏夫という男が居ます。あれは何時だったか、「お前、一字違いでえらい違いじゃのお」と大変失礼なことを申し上げたことがございました。誠に汗顔の至り、敏よ、堪えてね。
「おっちゃん、何かねえ、秋が来たのを風で知るってのがあったじゃない。あれなんだっけ?」
「お前は高校2年生じゃろ、現役がワシに聞いてどうするんね」
「だってねえ、古語はあんまり好きじゃないんだわ」
「じゃあ何の教科が得意なんかい?」
「世界史」
「世界史?お前、変わっとるのお」
私の周りにも高校の時に校内で一番になったと得意そうに話す世界史好きの男が居たっけなあ、あれ誰だっけ?さすがに還暦、どうも思い出せないなあ。
閑話休題、甥が聞いたのは多分この歌のことでしょう。
秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる
古今和歌集、藤原敏行。
私の幼馴染みに藤原敏夫という男が居ます。あれは何時だったか、「お前、一字違いでえらい違いじゃのお」と大変失礼なことを申し上げたことがございました。誠に汗顔の至り、敏よ、堪えてね。