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2016年07月15日

生前退位の是非

 少し長くなりますが、今日の毎日新聞に掲載された横田耕一九州大名誉教授の言葉をご紹介します。

 『今回の問題で特に懸念していることは「生前退位の意向」が唐突に天皇の意向として出て来たことだ。皇位継承に関わる事柄は政治問題だが、こうした問題が政治的権能を全く持たない天皇がイニシアチブをとる形で動き出すのは憲法上望ましくない。天皇の置かれている状況を主権者たる国民がそんたくし、あくまでも政治主導で進めるのが正しい順番だ。何事であれ天皇の意向が権威をもち、政治が主導されるのは現憲法に反する。』

 氏は『現行憲法が想定している天皇像は、国民の多くが持つそれとは異なる。』とも述べています。

 じゃあ、憲法を改正したらどうですか?

 阪神淡路大震災、そして東日本大震災で時の総理大臣であった村山・菅両氏は避難所を訪れた時、立ったままの姿で避難民の皆さんを上から見下ろしていました。何という非礼、これが一国の首相なのかと呆れたことを思い出します。

 さすがに今回の熊本地震で現地入りした安倍総理は膝をつき、被災者の方と同じ目線で励ましの言葉を掛けていました。これは同じ日本人として当たり前のことであり、事後処理を誤った事も含め、あの様な態度を取った村山・菅両氏が二つの大震災の時に首相であったことは日本国にとり誠に残念なことであったと思わざるを得ません。

 閑話休題。

 天皇皇后両陛下は常に膝をつき、被災者の方一人一人に親しくお言葉を掛けていらっしゃいます。そのお姿を拝見した国民の誰が『現行憲法が想定している天皇像は、国民の多くが持つそれとは異なる』などと思うでしょうか。

 また今回の事は、氏が指摘する『天皇がイニシアチブをとる形で動き出した』とは思えません。陛下のお考えを周囲が慮り、あのような形で報道されたのだと考えます。

 昨日、2013年に開通した松江だんだん道路で初の交通死亡事故が発生しました。軽乗用車がガードレールに突っ込み、運転されていた90歳の男性が亡くなったのですが、目撃者によると全く減速する事無く衝突したそうです。「運転はまだまだ大丈夫」、この方はきっとそう思ってハンドルを握られたのでしょうが『老いる』とはこういう事ではないでしょうか。

 陛下もご高齢ですし、そもそも現憲法はGHQによりその骨格の大部分が作られたものです。良いところも無論ありますが今の日本国にはそぐわないものもある、今こそ日本国民の手による日本国憲法を作り上げる時、私はそう思います。
 
  


Posted by 府中店長 at 09:25Comments(0)店長日記