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2015年11月26日

甲斐藤花痛恨の着手▲5一角

 23日に行われた第23期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負の第2局は132手で先手甲斐藤花が投了、後手の里見さんが二連勝で倉敷藤花に復位し女流名人・女流王位・女流王将と併せて女流四冠に返り咲きました。

 一昨日の地元紙、里見さんの偉業を称えています。




 さて対局は序盤から徐々にペースを掴んだ甲斐藤花が中盤も優勢に進め控室も「先手(甲斐藤花)良し」の見解、しかし持ち時間を使い切り両者一分将棋に入った89手目、甲斐さんが指した▲5一角が敗着、「(優勢の展開に)勝ちを焦った」とは甲斐さんの局後談。解説は『代えて▲2六飛なら先手優勢とされた。以下△6五桂▲2四金△同歩に、▲5四桂の飛車金両取りが厳しかった。』

 この解説、実際に駒を並べてみますと素人でも「なるほど」と納得出来ます。お時間のある方は是非どうぞ。【棋譜

 さて局面はその僅か9手後、98手目の△3四角で里見さんが形勢を逆転、そして126手目の△6九角が甲斐藤花には痛打となり勝敗が決した模様です。

 たった一手の指し違い、それがあっという間に流れを変えてしまう典型的な将棋となりました。しかしそれは局後の検討で判明する事、一分という時間に追われ「最善手」と信じた甲斐さんの▲5一角、この着手を咎める事など誰にも出来ないでしょう。

 それにしても1月に復帰後の里見さんは驚異的な強さ、これで今年の女流戦の成績は21連勝を含む29勝1敗(.966)となりました。

 一時は女流五冠を保持した里見さんも復帰時は女流名人のみ、しかし2月にその名人位を防衛し6月に王位、10月に王将、そして今月倉敷藤花と次々とタイトルを奪還し四冠復帰と正に破竹、この勢いで三段リーグでの更なる活躍をと期待致します。




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Posted by 府中店長 at 08:36Comments(0)里見奨励会三段