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府中店長
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2015年04月29日

人生初体験

 生まれて58年と8ヵ月余り、昨日我が人生における初体験を致しました、それもWで。

 9時25分、お客様のお宅へ伺うため店を出る。

 同34分頃、何時もの様に東出雲ICから山陰道へ入る。

 同、「えっ?お爺さん、危ないよ!」

 天気も良し、明日からのGWはさぞ多くの方が県外から御出で下さるだろう、そう思いながらハンドルを握っておりました。

 松江市内の山陰道は片側2車線、松江~尾道間を結ぶ松江道と違い中央分離帯もございます。と、右車線を走る前方の車が次々と車線変更をして左車線に入ります。どうしたんだろう?

 するとですねえ、何と白い軽トラが制限時速80キロの山陰道を逆走して来たのですよ。そりゃまあ、皆さんその車を避けて左車線に入りますわなあ。

 以前、山陰道の出口から逆に進入しようとする車を必死に停めた事はございますが、目の前で逆走する車を見たのは初めての経験でございました。クラクション、パッシング、窓ガラスを下げて手を振る、思いつくことは全てしましたが運転手のお爺さんは咥え煙草で怪訝な顔をされるだけ、無茶苦茶焦りました。

 「こりゃあイケン、あのお爺さん死んでしまう」、すれ違って直ぐに携帯から110番、これが2番目の初体験でございました。


「山陰道の竹矢付近を西進中ですが、白の軽トラが逆走しています」
「白の軽トラが逆走、山陰道の竹矢付近ですね?」
「そうです、ありゃあ危ない」
「下り車線を東へ逆走ですね?」
「そうです、早く停めんと」
「運転手は見えましたか?」
「高齢の男性、メガネに帽子を被っていました」
「軽トラのナンバーは分かりますか?」
「いや、咄嗟のことでそこまでは」

 初の110番でしたが聞き手の警察官は至極冷静、お蔭で何とか状況を説明することが出来ました。最後に氏名・住所を聞かれた後、「貴方で通報者は3名目です。今高速隊が向かっています、ありがとうございました。お気を付けてお出掛け下さい」とのこと、おそらく10秒弱のやり取りであったと思われます。

 お客様のお宅への往路、ソファーの修理中、そして店への復路とあのお爺さんの事が心配で堪りませんでした。しかしお昼のニュースで「山陰道逆走で正面衝突」の報せ無し、また今朝の地元紙にもその記載無し、やっと安心致しました。

 高速道で逆走車とのすれ違い、そして110番通報とWの人生初体験、本日はその顛末のご報告でございました。それにしてもお爺さん、事故にならんで良かったね~。face_02




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Posted by 府中店長 at 09:05Comments(0)店長日記