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2015年03月30日

カープ開幕三連戦を振り返る

 まあ振り返ると言ってもタイムリーに観戦できたのは開幕戦の9回表、東京ヤクルトスワローズの攻撃から。ピッチャーはヒース、ランナーを二人出すも何とか無失点に切り抜ける。しかし不安一杯の投球内容、これで新守護神が務まるのか甚だ疑問。

 9回裏一死一二塁から菊池のレフト前ヒット、その当りと外野の前進守備から「一死満塁、丸でサヨナラだ」、そう思ったカープファンは多かった事でしょう。

 然るにここで三塁コーチャーの石井琢朗コーチが二塁ランナーに本塁突入を指示、無謀とも言えるこの作戦によりサヨナラのチャンスを逸す。彼のように様々な修羅場を経験して来た人でもこんな判断ミスを犯すのかと、只茫然と画面に見入ってしまいました。あの夜、石井コーチは眠れなかったのでは?

 選手層の薄いカープでコーチの判断ミスは命取り、まあ石井コーチのことですからこれを糧に精進してくれるでしょう。めげるな琢朗、ペナントは始まったばかりだ。

 10回表から中﨑翔太投手登板、ここ数年私が最も期待する若手ピチャーです。黒田も新井も一先ず置きカープ躍進の鍵は中﨑翔太、この回ランナーは出すもまずまずの出来で一安心。

 さて11回表、この回から一岡だろうとの予想に反し中﨑続投、ここでカープバッテリーが脆さを露呈。二死一二塁、バッターはミレッジ選手。外国人選手に力勝負を挑むその意気や良し、しかし中﨑・會澤の若いバッテリーは一球も内角を突こうとは致しません。「中﨑、外一辺倒だとやられるぞ」、そう思った瞬間の決勝タイムリーヒットでございました。

 結果2-4の敗戦、この二つのミスがカープ多難を思わせました。どちらも基本的なミス、特に中﨑君と會澤捕手には敢えて申し上げたい、「打たれても良いから内角攻めを」と。四球を与えるよりヒットを打たれる方が未だしも、同様に内外角を使って勝負した結果がヒットでも致し方無し、それは単に力が及ばなかっただけなのです。あの勝負、ビレッジ選手の決勝三塁打は偶然では無く必然、それを肝に銘じて貰いたいもの。

 しかしまあ終わってみれば2勝1敗、開幕戦は不安だらけでしたが先ずは上々のスタートと申せましょう。敢えて苦言を呈すならそれは黒田の登板日、今度はぜひナイターでお願いしたい。だってねえ、昼間は仕事で見られんがね。




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Posted by 府中店長 at 09:51Comments(0)広島東洋カープ