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2015年03月19日

廃炉

 昨日中国電力が島根原発1号機の廃炉を決定しました。初の国産原発として運転を開始して41年、2010年に定期検査に入ったまま遂に再稼働の日を迎えることはありませんでした。


 地元でも再稼働に賛否両論あった訳ですが、最終的に国の規制基準を満たすにはかなりの出費となり、採算割れするという経済的な理由から廃炉に至った模様です。

 廃炉完了まで20~30年掛かる見通しとのことですが、私は記事にある松江市長の「使用済み核燃料の最終処分は県外で」の言葉に唖然としてしまいました。

 福島の事故から原発の安全性が問われ全国で脱原発の活動を続けている方も多くいらっしゃいますし、県庁所在地で唯一原発を抱える松江市ですから反対運動も根強い地ではあると思います。しかし一方、長年に渡り経済的な恩恵を受けて来たこともまた事実です。

 島根原発が立地する松江市鹿島町には様々な公共施設があり、また近年では市内を南北に結ぶ松江だんだん道路の建設などいわゆる「原発のお金」で完成した物も多いのです。確かに危険と隣り合わせの「代償」との側面はありましょうが、それを「当たり前」と思うか「有難い」と思うかの問題でしょう。蜜だけ吸ってしゃぶりかすはどっか余所へ持って行って捨ててくれとは余りにも手前勝手、松江市のトップの言葉とも思えません。

 これから廃炉となる原発が多い事でしょうから、ここは一番、「使用済み核燃料最終処分の先進地」となるべく研究処理施設等を誘致するくらいの気構えを知事や市長に望みたいもの。島根は既に「少子高齢化・過疎」の先進地、これに「核燃料処分の先進地」が加われば車の両輪とも成り得ます。

 座して死を待つより現況を逆手に取る、島根の生き残り策はこれに尽きると思うのですが。




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Posted by 府中店長 at 09:39Comments(0)店長日記