2015年02月10日
かんじきの思い出
今朝の島根は冷え込みが厳しく、前日の雪が残った歩道はガチガチに凍り子供達も足元を気にしながら登校して行きます。こんな光景を目にしますと自分が小学生低学年だった頃、50年前の頓原の雪を思い出します。
集団登校の先頭はかんじきを履き積もった雪を踏み固めながら進む父兄の方、その後ろを一列渋滞で従う児童たち。前後を高学年のお兄さんやお姉さんが固め、低学年は列の真ん中あたりを歩きます。ゴム長の底は中敷き代わりの新聞紙、雪が入らないようにゴム長の上を紐で縛り普段の何倍もの時間を掛けて登校したものでした。
また雪で思い出すのが父の出張、あれは昭和40年頃の厳冬時であったと思いますが、当時役場に勤めていた父が福島県に出張したことがございました。
38豪雪で陸の孤島となった頓原、その教訓から除雪作業の先進地である福島県の猪苗代湖方面へ視察に出掛けたのです。後年父から聞きましたがこの出張から帰り県や国に要望した結果ブルドーザーが配備され、頓原の除雪作業は飛躍的に向上したそうです。
かんじきからブルドーザーへ、そして今では各家庭に小型除雪車もある頓原の冬、随分と様変わりしたものでございます。
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