府中家具　バンザイ！

広島県府中市は、古くから家具の産地として有名です。その技術は高く、「府中家具」は永く高級婚礼家具の代名詞として親しまれて来ました。しかし住宅事情や価値観の変化に伴い、近年は苦しい経営状態を強いられています。私は島根県で家具店を営む者ですが、高い技術を持つ「府中家具」の「技」を広く皆様に知って頂きたくこのﾌﾞﾛｸﾞを立ち上げました。このﾌﾞﾛｸﾞは「府中家具」の素晴らしさを皆様と一緒に考え、「府中家具」フレーフレーと応援歌を贈る広場にしたいと思っています。府中市在住の方、府中市出身の方、そして「府中家具」愛好者の皆様、是非ご参加下さい。

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プロフィール

府中店長

オーナーへメッセージ

2014年11月14日

招待状

　先日の頼母子講、二次会は何時もの居酒屋さんへ、カウンターに陣取った面々はそれぞれ勝手な話で盛り上がります。私は最年少、従って常々一番端に座るように心掛けておりますが、隣の席のMさんとこんな他愛無い話を。

「またこの会で旅行に行きたいねえ」
「うんうん、良いですねえ」
「やっぱ神戸だよ」
「米子からスカイマークが飛んでますからね」
「ありゃあ安いげなねえ」
「往復1万円でお釣りが来ますわ」
「それで、今お金はどれくらい有るね？」
「そりゃあMさん、会計が優秀ですからねえ」
「ほんとだ、あんたは優秀だよ(笑)」
「ま、30万ほど」
「えっ？、夏に広島へナイター観に行ったじゃない」
「あれは全くの凡戦でしたねえ。大体先発の大瀬良も菅野もピリッとせんし、あれじゃあ観る方は堪りませんわ」
「いやそうじゃなくて、広島へ行ったのに未だ30万も有るの？」
「Mさん、何度も言わせんでよ、当会の会計は極めて優秀！！」
「わっはっはっは」

　その内、上座？に腰掛けて女将さんと話し込んでおられた最年長のFさんから「おい、ちょっと」とお声が掛かりました。

「お前も知っての通り、この度女将さんが再婚された」
「はあ」
「このお店も今年いっぱいで閉店されるのよ」
「ああ、やっぱりそうなんですか」
「それでだ、女将さんが12月20日に馴染み客を招待して謝恩の会を開きたいそうだ」
「それならワシも来させて貰いますわ」
「まあ待て、話は最後まで聞け」
「？？？」
「で、そのお客さんに出す招待状なあ」
「？？？」
「それをお前が作る、今そう決めたから」
「・・・・・・」

　「先輩には決して逆らわぬ」を金科玉条とする身、翌定休日にせっせと案内状を作製する後輩でございましたとさ、お話こっぽし。 face_02