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2014年08月01日

広島平和記念公園

 7月30日(水)午前10時過ぎ、これで何度目になるのか覚えておりませんが、広島市中区にある広島平和記念公園を再訪しました。

 入園せず入口付近で頭を下げる通りすがりの方、慰霊碑に花を手向ける方、そして原爆の子の像を見上げ静かに祈りを捧げる方。原爆の日が近い事もあるのでしょう、実に多くの方がお参りでした。

 そして年々増えていると聞く外国人の方の多さにも驚きました。半ズボンにTシャツ姿、背中に大きなリュック、そして手にはパンフレットや地図を持ったグループを何組も見掛けました。中には投下国アメリカの方もいらっしゃることでしょう、サングラスに隠れたその目を見る事は叶いませんが敬虔な祈りを捧げて頂いていることは十分伝わります。「ありがたいな」、素直にそう感じました。

 こんな外国の方を目にしている時、不意にある記事が頭を過ぎりました。あれは6月頃だったでしょうか、修学旅行で長崎を訪れた生徒達が語り部の方に暴言を吐き、その方が深く傷付かれたとの内容だったと記憶しています。

 この記事を読んだ時に浮かんだのは、例えば平和学習で広島・長崎を訪れる、また歴史学習で京都・奈良へ行くなど本来の修学旅行の意味合いが全く失われているのではないかとの思いでした。彼らにとって修学旅行とはただ単に同級生と一緒にレジャーに出掛けるだけの旅になっているのではないか、そこで平和や歴史について学ぶなど論外と思っているのではないか、そう強く感じました。

 私達頓原の同級生は小学生で広島を、そして中学生で長崎をそれぞれ修学旅行で訪れました。山里の子にとって都会はそれだけで目を見張るものでしたが、それでも広島・長崎の慰霊碑や原爆資料館では皆が衝撃を受け、戦争の悲惨さや怖さを痛感したはずです。特に当時広島の資料館には生々しい写真が多く展示され、恐怖心と共に「二度と戦争はダメ」の思いを強くしたのではないかと考えます。もちろんその時の私達が平和学習や歴史学習などの言葉を知る由もありませんが、それを受け入れる要素だけは持ち合わせていたのではないかと思います。

 昭和30年代の子供と平成も26年を迎えた時代の子供を同じ土俵で語ることはそもそも無理がありますが、少なくとも自分達の頃はその場で大声を上げる、況してや案内の方に暴言を吐くなどはとても考えられません。多くの外国の方がわざわざ広島に来て祈りを捧げられる姿と彼の生徒達の行動を比し、今の日本国は危うい場所に立っているなと改めて感じた次第です。

 間もなく広島・長崎の日、合掌。




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Posted by 府中店長 at 09:43Comments(0)店長日記