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府中店長
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2014年06月17日

国道54号線

 国道、それを聞いて思い浮かべるのは店の前の国道9号線と故郷頓原を走る国道54号線、そしてフランク永井さんの「夜霧の第二国道」、そんなところです。

 さて昨日フランスベッドの営業マンS君来店、「消費増税後ベッドがさっぱり売れません」と嘆きます。「ホントになあ」と頷きながら話題は多方面へ、ウクライナ情勢、集団的自衛権、中国のバブル崩壊直前情報、W杯の惜敗等々。

 その内S君が語り出したのは国道の難所、営業車であちこちを飛び回る営業マンですから時にはとんでもない難所を走ることもあるそうです。彼がベスト3に挙げたのが四国は徳島県の山中、奈良県から三重県へと続く国道、そして島根県益田市から広島県廿日市市へ抜ける中国山脈越えの国道488号線でした。

「488号は何せ未整備、車一台がやっと、ガードレールなんて無いんですから。落ちたら谷底へまっさかさまですわ」
「ふーん、国道でもそんなところがあるんだねえ」
「昔は国道沿いの山中に集落があったそうですが、38豪雪で離村が続き今では廃村になっているらしいですよ」
「全く、あの38豪雪は過疎を引き起こした元凶じゃねえ」
「あれは正にコクドウですわ」
「ん???」
「いや酷い道と書いて酷道、その酷道を走破することを趣味にしているマニアが沢山居るそうですよ」
「ふ~ん、世の中には酔狂な人も居るもんだねえ」

 さて閉店後に「国道488号線」を検索、マニアの方による画像付きの走破記録がヒットしました。う~んこれは凄い、軽トラが精々じゃろう、「幅2mを超える車両は通行できません」のS君の言葉に納得致しました。

 全線で最低2車線、幅員は申し分ないけど過疎化がなあ。酷道とならぬよう、国道54号線よ永遠なれ。




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Posted by 府中店長 at 08:44Comments(0)店長日記