府中家具　バンザイ！

　先日の大阪行で一軒のお店に出会いました。それは新大阪から地下鉄で一駅、西中島南方にある「やきとん　ぶった」さん、赤ちょうちんに書かれた「ホッピー」と「やきとん」の文字に吸い寄せられてしまいました。その時既にFさんとKさんのお二人は別行動、次は何処にしようかと迷っているIさんとMさんに「ここ！」と声を掛けておじゃましてみました。

　三人で入店すると先客がお一人、若いサラリーマンの方がスマホを操りながら独酌中です。カウンターだけのお店で8席余り、椅子に腰かけると背中が壁に付きそうな狭さですがこれがまた良い雰囲気を醸し出すんですよねえ。座るや否やホッピーとやきとんを注文、「ホッピーって何かね？」と問われるIさんに「飲めば分ります」、一口飲んだIさんが「これ何だね？」に「それがホッピーです」。

　良くは知りませんがホッピーが生まれたのは大正年間、ビールの味がする清涼飲料水として売り出されたそうです。まあ今流行りのノンアルコールビールの先駆けって事でしょう。アルコール度は1％未満の0.8%、従って今でも清涼飲料水として販売されています。しかし一般的には焼酎をホッピーで割った飲み物を「ホッピー」と呼び、戦後間もなく、高級品であったビールの代用品として東京で爆発的に愛飲されたそうです。その後一時低迷したホッピーでしたが最近ある方のお蔭で再ブーム、その方とは「酒場放浪記」でお馴染みの吉田類さん、吉田さんが美味しそうにホッピーを飲まれる映像をご覧になった方も多い事でしょう。

　鳥ではなく豚、焼き鳥ではなくやきとん、心臓のお刺身も頂き大満足致しました。「やきとんちゅうのは中々美味しいもんだねえ」と先輩方も納得の表情、その上「誘ったのでここはワシが」と勘定をして貰うと2700円ほど、一人1000円にもなりません。

Iさん：ホッピー1・ハイボール2
Mさん：ホッピー1・焼酎お湯割り2
私：ホッピー3
やきとん12本・心臓刺1

　これで一人1000円弱、安くて旨いホッピー＆やきとんの最強タッグでございました。おそらく、再訪は間違いないところでありましょう。




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